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【米西海岸から】
盛り上がるハリウッドの反トランプ現象…選挙戦への影響は?
映画の都、ハリウッドの目抜き通りの歩道に埋め込まれた2500以上の星形の敷石「ウォーク・オブ・フェーム」はロサンゼルスの観光名所の一つ。映画界やテレビ番組などで功績を認められたハリウッドスターや映画監督、有名人らの名前が刻まれている。
米大統領選で共和党候補指名を確実にした不動産王、ドナルド・トランプ氏も2007年に名前を連ねた。テレビスターの横顔もあったからだ。
「性差別や人種差別を助長している」。トランプ氏の言動を批判し、除去を求める署名活動が4月に行われた。「反トランプ」の姿勢を鮮明にする人気俳優や映画監督らも多く、ハリウッドではトランプ氏に逆風が吹きすさぶ。
英ロックバンド、ローリング・ストーンズは今月4日、トランプ氏の選挙運動でバンドの曲を使用しないよう求めた。トランプ陣営は運動を盛り上げようとヒット曲を度々流してきた。米ロックバンド、エアロスミスやグラミー賞受賞経験がある英人気歌手、アデルさんらに続く使用禁止要請の動きだ。