5日に撮影された北朝鮮・豊渓里の核実験場の南側にある施設の衛星写真。車両4台が止まっている（エアバス・ディフェンス・アンド・スペース／38ノース提供・共同）　【ワシントン共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は6日、北朝鮮北東部豊渓里にある核実験場を5日撮影した商業衛星写真の分析から、北朝鮮が近く核実験を行う準備をしている可能性があると発表した。

　同サイトによると、核実験場の約6キロ南にある核実験のための司令所とみられる施設に、車両4台が止まっているのが確認された。2日時点ではなかったという。核実験の準備期間を除いて、司令所近くで車が確認されるのはまれとみられる。

　日米韓などは、北朝鮮が6日に開会した朝鮮労働党大会に合わせて5回目の核実験を行うことを警戒している。