深夜の高速道で走行中のバイクを「降りなしばくぞ」強奪して逃走
2016年5月9日6時0分 スポーツ報知
大阪府八尾市美園町の近畿自動車道上り線で8日午前2時25分ごろ、乗用車が兵庫県姫路市の男性会社員(22)が運転するオートバイに幅寄せして停車させ、助手席の男が「降りなしばくぞ」と脅してバイクを奪い、車とともに逃走した。八尾署が強盗事件として調べている。
同署によると、車はバイクの後ろから来て蛇行。左側から抜けようとしたバイクに幅寄せし、八尾料金所の約300メートル南方で停車させた。車の助手席から降りてきた男は身長175センチほどで、マスクを着用。男性会社員らを脅してバイクから下車させ、自身が運転して逃げたという。男性と、後部に乗っていた友人にけがはなかった。逃げた男と運転席にいた男はどちらも20代くらいだったという。
同署によると、盗まれたバイクは時価約300万円相当のホンダ「CBX400F」。1980年代前半に生産は終了しているが、中古市場では現在も根強い人気を誇り、生産時の販売価格48万円から3~10倍の高値で取引されているという。全国で盗難が多発しているとされ、数年前には所有者が盗難保険への加入を拒否される事態も発生していた。