2016年5月9日13時25分
9日午前6時15分ごろ、大分県日出町藤原のJR日豊線中山香(なかやまが、同県杵築市)―杵築(同)間で、中津発佐伯行き普通列車(2両編成)が倒木と接触した。JR九州によると、ぶつかった際に先頭車両左側の窓ガラスが割れ、乗客の男子高校生1人が耳を切るけがを負った。日豊線は中津―日出(同県日出町)間の下り線で運転を見合わせている。
同社によると、事故で信号機に電気を送るケーブルが切れたため、復旧作業を進めている。当時、列車には運転士1人と乗客43人が乗っており、男子高校生以外にけが人はいないという。県警杵築日出署によると、運転士は「線路内に木が斜めに倒れかかっていたため、急ブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話しているという。事故当時は雨が降っていた。
乗り合わせた男子高校生(15)は「ガン、という大きな衝撃があって列車が止まった。何があったか分からず驚いた」と話した。
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朝日新聞社会部
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