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千葉の土地改良区で数億円 事務局長着服か

 千葉県旭市の県干潟土地改良区(斉藤勝昭理事長)で、数億円が使途不明になっていることが改良区への取材で分かった。男性事務局長(57)が少なくとも1億9000万円を「先物取引に使い込んだ」と認めているといい、今後、弁護士らでつくる調査委員会を設置して詳しく調査する。事務局長は1999年から着服を始めたとも説明しているといい、被害額を特定したうえで県警に業務上横領容疑で刑事告訴する方針。

     改良区には旭市などの農家約3800人が加入しており、農業用水設備の維持管理などをしている。昨年11月に改良区を構成する一部の支区から預かっていた土地の売却益1億9000万円が使途不明になっていることが発覚した。

     事務局長は金融機関の通帳などを管理しており、当初は不正を否定していたが、今年4月下旬に使い込みを認めたという。総額約6億円の基金などの一部も使途不明になっており、改良区は「被害額は数億円には上るとみられる」としている。【金森崇之】

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