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ツタンカーメンの墓に隠し部屋か、日本人技術者のレーダー探査

TBS系(JNN) 5月9日(月)5時46分配信

 古代エジプトの王ツタンカーメンの墓に隠し部屋がある可能性が日本人技術者のレーダー探査で明らかになり、エジプト考古省は今後、内部を確認するために再調査を行う方針を明らかにしました。

 エジプトのカイロでは8日、ツタンカーメンの墓に関する国際会議が開かれ、日本人のレーダー技術者らが出席しました。

 去年11月にレーダー探査を行った渡辺広勝さんによりますと、ツタンカーメンの墓の壁画の奥には岩盤ではない素材でできた構造物があり、金属のような反応を示す部分もあったということです。調査団は壁画の奥には2つの空間が広がっていて、ツタンカーメンの義理の母親でエジプト3大美女の一人、ネフェルティティ王妃の墓があるとみていて今後、どのように奥の空間を確認するかが議論されています。

 エジプトの考古大臣は「壁に穴を開けるなどの物理的調査は壁の奥に何があるかが100%確かになってからだ」と述べていて墓では今後、再びレーダー探査が行われる見通しです。(09日03:01)

最終更新:5月9日(月)12時2分

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