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【社会】

「ガスこんろ」が住宅火災の火元最多 2割が15cm未満に可燃物

 住宅火災の火元として最も多いのはガスこんろ。東京都のアンケートで、5人に1人がこんろから15センチ未満に、ふきんや調理油などの可燃物を置いていた計算になることが分かった。約半数が危険と知りながら、火をつけたままその場を離れた経験のあることも明らかに。都はあらためて注意を呼びかけている。

 調査は昨年11月、自宅でガスこんろを使っている都内在住の20歳以上の男女1036人に、インターネットで行った。

 ガスこんろと周りの可燃物の距離について「こんろの上に乗せている、接している」は1.9%、15センチ未満が17.1%。都の火災予防条例は「15センチ以上」を安全な距離としている。こんろから15センチ離れれば室温とほぼ同じになることが、実験で分かっている。

 アンケートで、周りの可燃物などに「着火した」経験があると答えたのは7.4%、「焦げた・溶けた」は14.5%。46.5%が、危険と知りながら火をつけたままガスこんろから離れたことがあると答えた。

 東京消防庁によると、2014年に発生したガスこんろが原因の住宅火災は387件と、依然として最も多い。

(東京新聞)

 

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