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水星に4000m級の山 初の地形図公表

NASAが発表した水星の地形図。黄色や茶色の部分が標高が高い場所=NASA提供・共同

 米航空宇宙局(NASA)は、水星全体の標高データを記した地形図を初めて作製したと発表した。平均的な表面から約4480メートル突出した山や、約5380メートルも落ち込んだ盆地があり、起伏に富んでいる姿が明らかになった。

     NASAの担当者は「水星の地質学的な歴史を明らかにするのに使ってほしい」としている。

     地形図は、2011年から15年にかけ、水星を周回しながら無人探査機メッセンジャーが撮影した30万枚に上る画像や、レーザー高度計のデータを基に作製した。

     最も高い山は、赤道からやや南側の、水星で最も古い地質が残る地域に見つかった。最も深い盆地は北緯30度ほどの場所で見つかっていた直径約300キロの「ラフマニノフ盆地」の底だったという。

     水星は、太陽系の最も内側にある惑星で岩石質の「地球型惑星」。直径は4900キロほどで月よりやや大きい。約88日で太陽の周りを1周する。(共同)

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