皆さん、こんにちわ。
氷太でござるよ。
今日のレビューするBL漫画はナツメカズキ先生の
「I HATE」
を頂いていくわね!
このオサレなデザインといいスタイリッシュな絵といい・・・
溢れ出るフェロモンといい・・・!!
ああー!!ナツメ先生!!!クンカクンカ!
ちなみにナツメカズキ先生はこの「I HATE」でBLアワード2016において新人部門第8位に選ばれている実力者よ。
それでいてとっても謙虚な方なの・・・!
ツイートを引用させて頂くわね・・!
「よかった」って、その一言を頂けるだけでもがいている日々がどれほど照らされて救われることやら…。これ全然、誇張表現ではなくて…!読んで下さる方がいるから頑張れています
— ナツメカズキ (@ntm_kz) 2016年5月4日
はい!あらすじにいきましょうか!
あらすじ
お前は俺の味だけ知ってればいい。
10年振りに偶然の再会を果たしたヒロと桐谷。2人は高校最後のひと夏だけの関係だったー。忘れたい過去の記憶。
しかしそれは、27歳になっても誰とも付き合えないという形でヒロを縛り続けていた。一方、再会後も平然とする桐谷だったが…。 クールな男達の熱い感情が迸る!
超大型新人・ナツメカズキのデビューコミックス!
こんな感じのお話よ。
主としては社会人である2人が描かれていくわけだけど、もちろんこの物語が起こった原因でもある高校時代のお話もあるわよ。
この「忘れたい過去」を軸に進んで行くという設定自体もありがちな展開に進まなくって良かったわ。
登場人物
ヒロ
建築に元々興味があり、東京の家具屋で働いている。
とある理由により、高校時代の友人であった桐谷に苦手意識を持っている。
ちょっと臆病で、ツンデレ。
だがそれが良い、すごく良い。
桐谷
現在東京でホストをしている。
高校時代に、ヒロにトラウマを与えてしまう。
東京に住んでいるのも切ない理由がある。
だが性格がやや強引だ、けしからん。好き☆
感想
ストーリー
2人の抱える葛藤が、葛藤足りえる理由を描いて説明してくれる部分は本当に良かったわね。
震えているシーンや、心が動くシーンなんか映画のように描写してくれるの。
こういうのなのよ!アタシはこういうのが欲しいの!
強いて言うなら序盤のこの「忘れたい過去」となるきっかけのシーン。
ここは急ぎ足じゃないかしら・・とは思ったわ。
ちょっとネタバレになるけど、桐谷に押し倒されて逃げるくらいなら最初の部分で逃げてるわよきっと。
ここの違いに、もうちょっと付加価値的な理由が欲しいところね。
キャラクター
今までにあんまりないキャラクターかしらね。
大人で少年って感じ。
男から見てもかっこいい。
2人共どちらかが待って、どちらかがアプローチしていくっていうスタンスじゃなくってそれぞれきちんと見せ所があるのも良いわね。
それにしても桐谷って子、ネタバレにちょっとなるけど
「お前のせいで人生めちゃくちゃだよ!!」
って言われた後の行動、メンタル強すぎやしないですかね・・・。
絵
この北欧チックな個性的でキレイな絵・・・!
この方以外でこんな絵描ける人、アタシは「かずはじめ」先生しか知らないわ。
モブキャラも良いわよ。
特に作中で桐谷のお店に来店するお客さんいるんだけど、ま~凄いキレイよ。
レディ・アサシン的な漫画描いたら様になると思うわ。
ただちょっとここで不満もあるの。
まずキャラの描き分け。
ちゃんと認識できるんだけど、顔のパーツが一緒かなあ・・って何回も読んでくうちに気になっちゃったわ。
それと絵がね、細くて繊細なタッチだからかしら・・・。
どうしてもラフ絵にしか見えないシーンもあるのよねえ・・・。
こういう所だけ何か工夫して欲しいと思うわ。
発展
この部分に関しては
ってなったわ。
すんげえリアルよ。
アタシが言うんだから間違いないわ・・!
こりゃあモノホンのDVD見て研究したに違いねえ!
努力の結晶がここにある・・・!!
満足度
そりゃ注目されるわなって納得するくらいの満足度。
もう1つの短編も凄く良いんだけど、物語の基礎となる設定が似通っているのが残念。
お腹一杯なのよ?満足なのよ?
例えるならば300gのステーキ食って満足しているところに、また300gのステーキ用意されましたって感じなの。
ちょっと違う感じのが欲しかったわね。
まとめ
絵でビビっと来た人は多いはずよ。
新しいジャンル「スタイリッシュBL」と呼ぶに相応しいわね。
内容もちゃんと芯が通っていて面白い!
ただ発展要素が濃いからそこだけ弱い人はお気をつけあそばせね!
そうじゃない方MUST☆BUYよ!