英語で名前を聞かれたら、苗字と名前のどっちで答えるだろうか。
日本語で名前を聞かれたら、かなりの人が苗字だけ答える。
「鈴木です」「高橋です」など。
以前フルネームで答えたら「わざわざフルネームでありがとうございます」とちょっと驚かれてこっちが驚いた。
それほど、日本で名前といったら苗字なのだ。
でも英語だったら下の名前だけ答えることが多い。
フルネームで答えても、苗字なんて聞いてない。
ただでさえ日本語の名前は難しいし。
だったら最初から名前しか言わない。
"I'm Keiko."
(私はケイコです)
ってなもんだ。
そのほうが覚えやすくて親切。
逆に日本では、フルネームで名乗られても苗字しか覚えてない場合も多い。
下の名前は親しい人以外にとって、おまけみたいなもの。
驚くことに、外国人が持ち物に名前を書くとしたら下の名前だ。
ノートとか傘とかロッカーに名前を書くとしたら
John, Kent, Bill など。
日本だったら絶対に苗字を書く。
でも逆なのだ。
Johnってどのジョンのことですか??
ってならないのだろうか。
ロッカーに「よしお」「たけし」なんて貼ってたら
「どのよしおだよ〜!」って思いそう。
でもよく考えると外国人も「どの鈴木だよ〜!」って思ってるかも。
苗字だってよくかぶる。
そんなわけで、利便性はほぼ変わらないことに気づいた。
あとは家(苗字)と個人(名前)のどっちを大事にするかの文化の違いなのだな。
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