韓国 殺菌剤問題 大学教授を逮捕
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韓国でかつて、加湿器に使う殺菌剤に含まれていた有害物質が原因で多くの乳幼児などが死亡した問題を巡り、検察は、殺菌剤を販売していた企業から現金を受け取り、企業側に有利な報告書をまとめた疑いなどで、大学教授を逮捕しました。
この問題は、韓国で2001年から2011年にかけて販売された加湿器用の複数の殺菌剤に有害な化学物質が含まれ、これを吸い込んだ多くの乳幼児や母親などが肺を損傷する被害を受けたものです。
韓国政府は2011年に殺菌剤と肺の損傷との因果関係を認定し、これまでに221人が被害を受け、そのうち95人が死亡したとしています。
韓国の検察は7日夜、殺菌剤を製造、販売した企業の1つでイギリスに本社がある日用品メーカー「オキシー・レキット・ベンキーザー」側からおよそ1200万ウォン(日本円で110万円相当)を受け取って、殺菌剤の人体への影響は明確ではないと企業側に有利な報告書をまとめた疑いなどで、ソウル大学獣医学部の56歳の男性教授を逮捕しました。
検察によりますと、この教授は動物実験の結果について、企業側に有利なようにデータを改ざんした疑いもあるということです。
一方、韓国の公共放送=KBSによりますと、逮捕について、教授側は、企業側がデータの中から有利な結果だけを勝手に利用したものだなどとして容疑を否認しているということです。
韓国政府は2011年に殺菌剤と肺の損傷との因果関係を認定し、これまでに221人が被害を受け、そのうち95人が死亡したとしています。
韓国の検察は7日夜、殺菌剤を製造、販売した企業の1つでイギリスに本社がある日用品メーカー「オキシー・レキット・ベンキーザー」側からおよそ1200万ウォン(日本円で110万円相当)を受け取って、殺菌剤の人体への影響は明確ではないと企業側に有利な報告書をまとめた疑いなどで、ソウル大学獣医学部の56歳の男性教授を逮捕しました。
検察によりますと、この教授は動物実験の結果について、企業側に有利なようにデータを改ざんした疑いもあるということです。
一方、韓国の公共放送=KBSによりますと、逮捕について、教授側は、企業側がデータの中から有利な結果だけを勝手に利用したものだなどとして容疑を否認しているということです。