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台東区女性殺害 逮捕の長女、教育熱心な母親に不満? 教室では1人で黒板に絵
同居の母親を殺害した疑いで警視庁に逮捕された東京都台東区の高校1年の長女(15)は、事件当時通っていた中学校で「1人で教室の黒板に絵を描いていた」と同級生らが話すなど、周囲になじめずにいた。一方、母親は教育熱心で知られ、英語を学ばせるために留学も検討していたという。事件後、進学した高校に通常通り通学していたという長女。専門家は「親に反発できず、『殺さなければ解放されない』と考えた可能性がある」と指摘する。
捜査関係者によると、同居する父親は仕事で不在がちで、長女は母親と2人で過ごすことが多かった。
近所の住民らによると、長女は千葉県内の私立小学校に通い、ピアノや水泳を習っていた。系列の中学には進学せず、受験をして都内の私立中学に入学した。
中学時代の同級生らは、長女について「教室の黒板に1人で絵を描いていた。友達と一緒にいるタイプじゃない」「親しい人がいるかもよくわからない」などと話していた。