2月における国内のスマートフォンシェアは、iPhoneが2ヶ月ぶりにシェア50%を割り込む結果となりました。その一方でシェアを伸ばしてきたのが、低価格帯のスマートフォンです。
アップルは50%を再び割り込む
調査会社BCNが、家電量販店など全国2,600店以上の店舗を対象として行った調査によると、アップルはiPhone SEを発売したことで前年同月比で13.3%シェアを増加させたものの、全体におけるシェアは49.9%にとどまり、2ヶ月ぶりに50%を割り込んでしまったとのことです。
一方でシェアを伸ばしつつあるのが、中国や台湾のベンダーによる格安スマートフォンです。家電量販店へ赴くと、Huaweiの「Pシリーズ」やASUSの「ZenFone」などを目にしたことがあるユーザーも多いのではないでしょうか。
これらのスマートフォンは決して価格が安いというだけでなく、スペックもそれなりにあるため、格安SIMと組み合わせて低コストで回線を維持したいと考えるユーザーにとってはうってつけの端末です。
シェア伸ばす高コスパスマホ
実際、同社の調査では、SIMフリーのスマートフォンの売り上げは、前年比で28.3%の大幅増加となり、シェアも全体の17.2%にまで高まっています。MVNOは敷居が高いとも言われていますが、この数値を見る限りそういった思い込みは徐々に解消されつつあることが分かりますね。
今後も、「大手通信会社に契約を縛られない低価格のスマートフォン販売が増える」ということで、iPhone SEが例外とは言え、基本的にはハイエンド・高価格帯のiPhoneでのブランド展開を主軸に置くアップルにとっては、新たな曲面を迎えることとなりそうです。
Source:NHK
(kihachi)