【ニューヨーク=共同】カナダ西部アルバータ州の大規模な山火事は7日、発生から1週間となっても拡大が続いた。空気が乾燥しており、地元当局は焼失面積が7日中に30万ヘクタールに拡大する可能性を指摘した。東京23区の約5倍の面積に当たる。
カナダ放送協会(CBC)によると、7日までに死者は出ていないが、民家など1600戸以上を焼き、8万人に避難命令が出た。「ザ・ビースト(野獣)」と名付けられた山火事は1日にアルバータ州フォートマクマレーで発生し、約90キロ離れた東隣のサスカチワン州境近くまで拡大した。
アルバータ州はタール状の原油を含む「オイルサンド」と呼ばれる石油資源が豊富で、火の手は近くの鉱区まで到達する恐れがある。石油関連施設は生産を縮小しており、米原油先物相場を押し上げる一因となっている。