【台北=伊原健作】台湾当局は6日夜、世界保健機関(WHO)が23日にスイスのジュネーブで開く総会への招待状を台湾に向け送付したことを確認した。台湾の中央通信によると、招待状には例年と異なり、中国大陸と台湾が不可分であるとする「一つの中国」の原則を強調する特記事項が記されている。20日に総統に就任する民進党の蔡英文主席に対し、この原則を認めるよう迫る中国側からの圧力との見方がある。
招待状は毎年遅くとも4月後半までに届く。台湾独立志向を持ち、一つの中国の原則を認めない民進党政権の発足を警戒する中国が出席に反対していたとみられる。民進党は招待状の内容を確認できておらず、出席するか態度を明らかにしていない。同党は「国際活動への政治干渉には厳正に抗議する」としている。