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summersunday’s blog

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ラストワンマイルを読みました【感想】

オススメ オススメ-本 書評、感想

こんばんは。なかむー(@yuyachama)です。

 

楡周平さんの「ラストワンマイル」 

ラストワンマイル (新潮文庫)

ラストワンマイル (新潮文庫)

 

 

あらすじ

暁星運輸の広域営業部課長・横沢哲夫は、ネット通販の「蚤の市」に裏切りとも言える取引条件の変更を求められ、利益の減少に悩む。

急速に売り上げを伸ばし、テレビ局買収まで乗り出す企業が相手では、要求を呑むしかない。

だが横沢たちは新しいビジネスモデルを考案し、蚤の市と戦うことを決意する。

 

感想

 

営業マンが苦悩する姿

とても面白かったです。ネット通販「蚤の市」が取引条件の変更を要求してきて、要求が呑めなければ取引は中止し、他社に依頼をすると言い出します。イケ好かない新興企業の若い担当者の描写など、なんとなく自分が営業マンとして売り込みに行く企業でもいたことがあるので、とても共感しました。

また、上司からは代わりとなる取引先を探し出せと罵られる、課長の姿を痛いほど感じられます。

 

新興企業の既得権益への挑戦

蚤の市の社長が、既得権益を持つ財界の重鎮たちに向かっていく姿も面白いです。テレビ局の買収を進めるにあたって、法律は犯していないけど、、と詰め寄られるところは、どちらかというと言うことを聞いておいたほうがいいような気がする・・・と思いながら読んでいました。

 

チームで働くということ

大きな利益を失うことで危機感を得た主人公は、日中は営業活動に励み、時間外でチームを組み、自分たちで新しいビジネスモデルを作り出すアイデアを思いつき、それに賛同したメンバーで仕事をすすめます。チームワークがとても良く、仕事の目標へ向かって一緒に進む姿が嬉しくなります。

 

上司の男気がかっこいい

新しいアイデアを企画書にして、提出するのですが、上司がOKをだし、会社として新しく投資が必要となります。そのときの上司の行動がとてもかっこよくて、取締役や社長を動かしていく姿が素敵でついていきたくなります。

 

 

どこか現実世界とつながるような話

解説に書かれている事例は

郵政民営化

楽天のTBS買収

・メディアのネット浸食による広告収入減

 

面白いのでオススメです!!

 

響いた言葉(追記)

哲学者アランの言葉

「安定は情熱を殺し苦悩・緊張こそが情熱を生む」

 

 

他の楡さん作品↓

 

 

 

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