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キノの0から始める資産運用

株取引を通し、資産運用するアラサー女子の日々雑記を徒然なるままに。

【資産運用】配当利回りと配当性向を学びましょう。

資産運用-基礎知識 資産運用

 

以前、株取引における

キャピタルゲインとインカムゲインについて学んだ時に

「配当利回り」と「配当性向」という言葉が出てきました。

 

実際に株を買う際に、指標になりえるポイントでございますので

今日はこの用語の意味を簡単に解説していきましょう。

 

 

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配当利回りってなんだ。

 

利回りを学ぶ前に配当金についてちらっと触れておきましょう。

企業によって、年に1度か2度「配当金」を株主に出すことがあります。

配当金とは企業から「うちの株持ってくれてありがとう、

おかげさまで利益でたから持ってる株の数に応じて、その一部を分けるよ!」というお返しのような性格のものと考えておけばOKです。

 

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配当利回りというのはいわゆる、配当金を今の株価からみた時の効率を表し、

主に「%」で表されます。つまり、配当利回りが高い物は「株価の割には配当金が多い」事を示しております。

 

 

計算式は

配当金÷現在の株価×100(%にするため)=配当利回り

 

です。

 

もちろん企業によっては配当金が無い場合もありますので「0%」という事もあります。一般的に4~5%配当利回りがあればかなり効率が良いと考えられます。

 

銀行で預けるよりも断然効率はいいですね。

もちろん、株価自体が急落する恐れがある事が株取引のデメリットですが。

 

 

さて早速、具体的に見ていきましょう。

例えば今の株価が1株1000円のA社があったとします。

 

A社「今年は皆様の応援もあり、儲かったので配当金を1株当たり100円だします!」

 

となれば100円÷1000円×100=10%の配当利回りとなります。

当然、株価は日々変動していきますので配当利回りも毎日変わっていくことは

きちんと頭に入れておいてくださいね。

 

 

特に紙面の情報には注意。

四季報・投資系の雑誌に「投資の指標」として「配当利回り」が掲載されていますが

当然古い情報となりますので、判断基準にする際は気を付けて下さいね。

 

 

さらに忘れてはならないポイント。

 

配当金からはきちんと税金が引かれます。

現時点での税率は20.315%となります。結構大きいですよねぇ。

 
 
 

配当性向ってなんだ。

配当利回りについて触れましたのでこれも触っておきましょうか。
配当性向というのは「企業が得た利益から、どれだけを株主に還元しているか」を表すものです。
 
日本の企業の配当性向は30%ほどとみられており、
欧米諸国に比べ低いというのが特徴のようです。
これは私も知らなかった。 
 
 
さらっと触れておきましょう。
配当性向を見る式はこちら。
 
1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100=配当性向
 
これも主に%であらわされますね。
 
そうそう!大切な事なので予め言っておきます。
 
感情論として
 
「利益の大部分を、株主に還元してくれるなんていい会社だ!」
 
とか
 
「利益こんなに出してるのに、株主にこれっぽっちしか還元してないのかケチっ!」と考えてしまいたくなる気持ちもよくわかりますが、
 
 
配当性向が低い企業は悪い。高い企業が良い。
という概念は正しい見方とはいえません。
 

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配当性向が低い企業

 
企業の中には配当金が0円の企業もたくさんあります。
 
そのような会社は当然配当性向も0%になるわけですが
まずそもそも、配当金が0円の企業は全部が「儲かってない」とはいうわけではありません。
あくまで企業が儲かっているかの指標は「経常利益」を見るべきでしたよね。

 

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もちろん残念ながら還元できる利益が無い企業もあるでしょうが、

配当性向の低い理由には単純に利益が無いから・・・
以外にも様々な要因が考えられます。
 
 
「事業拡大のため」
「優秀な人材を確保するため」
「研究開発のため」
 
 
それぞれの理由から、今年生み出した利益は「全部会社の成長のために使いたい!株主さんちょっと我慢してて!」という企業も多くあるからです。
 
それにより企業が新しい利益を生み出すことに成功したら、株価が上がり結果として株主には恩恵があるかもしれません。ちまちま配当金貰うのも嬉しいですが、やっぱり株価がどーんと高くなったほうが嬉しいですよねw
 
 
立ち上げたばかりのベンチャー企業や開発あってなんぼのIT系の企業にはこのようなケースが多いと思われます。
 
 
 

配当性向が高い企業

 
逆に配当性向が高いことも手放しで良いとは言えません。
その企業の事業自体がもう成長しきっており、新たな開発の必要がなく、優秀な人材も揃っており、長期的に安定した経営が見込まれるために配当性向を高くしていればよいですが、
 
単純に目の前の株主を喜ばせたいが為に、研究開発にコストを掛けず、人材の確保にも力を入れず、事業を拡大していかなければならないタイミングをおろそかにしていれば
その企業の未来には暗雲が立ち込めているでしょう。
 
 
「うちは配当性向こんだけ高いですよ!」
「株主様を大切にしてます!」
 
 
とアピールする企業も多くありますが
当然、長い目で見たときにどうなるかはきちんと考慮しておかなければなりませんね。
 
 
 
と、まぁ今日はこんなところでしょうか。
ここまでかなりの用語が出てきましたね。
頭が混乱してくるのはよくわかりますが、理解できればきっと楽しめるはず!
 
当てずっぽうで株を買って、上がった下がった運試しをやるよりも
きちんと考えた上で購入したほうが後々力になります。
 
きちんと用語を理解して株取引に臨んでみましょう!
それではキノでした。
 
 

それでは、キノでした!

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