中国の生徒が校内募金
【上海・林哲平】熊本地震で、上海市の中高一貫校・甘泉外国語中学の生徒が6日に在上海日本総領事館を訪れ、校内募金で集まった約6000元(約10万円)を片山和之総領事に手渡した。同総領事館に寄せられた他の寄付金と一緒に被災地に送られる。
募金は地震発生1週間後ごろに生徒のアイデアで始まった。中国でも有名な「くまモン」を描いた募金箱を作り、各教室を回って呼びかけた結果、約1500人の生徒の大半が応じたという。生徒らは被災者に向けた日本語のメッセージビデオや寄せ書きも作製した。
同校の孟悦捷さん(17)は「四川大地震で日本はいち早く救援隊を送ってくれた。自分たちにできることで助けたいと思っていた」と話した。