どうも、昨日カンで鈴木健也女性説を唱えたら全然違っていたカミブクロです。
「蝋燭姫」と「ギャル子ちゃん」ネットの無料公開部分を読みました。すごい名作でした。あと鈴木先生の日記を読みました。それから気づいたことを2点書きます。題して「リンクする漫画家たち」
・漫画家ズ漫画家・小原
「ミュージシャンズ・ミュージシャン」という言葉がありますが、「漫画家ズ漫画家」というべき作品でしょうか。
小原先生の「菫画報」です。このマンガは一般には知られていませんが、実は石黒正数先生の「それでも町は廻っている」の原型となった作品です。その作品が日記によると鈴木先生にも影響を与えていたとは。
つまり、菫画報が無ければ、それ町もギャル子ちゃんも存在しなかった。石黒も鈴木も世に出なかったかもしれなかった作品なんです。
小原先生の作品は全て私の元友人の(今は友人ではない)大川竹久さんに貸して読ませていただいたものです。大川と絶交する直前に「地球戦争あまり面白くない」と言ってしまい、大川を怒らせてしまったことを覚えています。
大川君。俺は君への嫉妬心のため、君が好きな作品をけなしてしまうことが多々あった。それについては本当に申し訳なく思っている!すまなかった。
……あれ、話がずれましたが、小原先生はすごいってことです。そしてやっぱり石黒と鈴木には共通点があるという僕の見立ては間違っていなかったということです。では。
・ハルタつながり
鈴木先生の日記を読んで改めて宮太紘次先生のことを思い出しました。
去年の10月に宮太先生は早逝しました。それからいくらも時間をおかずに今度は同じく漫画家のフジモトマサル先生も早逝しました。もひとつおまけに名前は知らなかったのですが信長の野望の絵で知ってていた、画家の生頼範義先生も無くなりました。
この10月は声優の松来未祐さんも無くなりました。松来さんは病気で無くなったわけでその早すぎる死は非常に痛ましいのですが、その当時のインターネットは松来未祐追悼ムード一色になってしまい
「畜生!!他にも死んでるんだぞ!!」と自分の中で二重に悲しく憤りを感じたことを覚えています。
その宮田先生と鈴木先生が親交があったとは……。宮田先生の作品で思い出すのが、「ききみみ図鑑」1話のギター少女で、この子がものすごく可愛いかったのです。しかしききみみ図鑑はまさかのオムニバス。ギター少女は1話とオマケしか出てこない。訃報を聞いた後、「犬神姫にくちづけ」を衝動買いしたのですが、こちらは何となく主人公2人とストーリーに面白味を感じられず……(こういう面白くないと感じた事を面白くないと言うところが俺が嫌われるところだ。)
あーー、あのギター少女の続編読みたかったなあ!!まだ読んでない「真昼に深夜子」買おうかなあ!!
あと、やっぱりというか当然なんだけど、やっぱりやっぱり森薫の影響を受けてましたね。同じハルタの看板作家なんだから、ジャンプに連載している漫画家にドラゴンボールの影響受けるなというようなもんだからそれは当然です。まだ1冊も読んだことないわ。森薫は先述の元友人大川がファンで、気にはなっていたけど読まず……。メイドさんに興味が無く……。何となく花右京メイド隊とかのヘボいメイドマンガを連想してしまい……。そういえば初めはそれ町もメイドマンガと誤解していた……。乙嫁語りの方から読んでみようかなあ?
あとやっぱりのやっぱりのやっぱりなんだけど、谷口ジロ―の影響も受けてましたね。というか超絶技巧のマンガ家なんだから、同じ超画力の漫画家はあらかたチェックされているんでしょうね。