蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【大リーグ】マー、今季最長8イニング&最多102球 無失点奮闘も援護なく…2016年5月7日 紙面から
【ボルティモア穐村賢】ヤンキースの田中将大投手(27)が5日、敵地でのオリオールズ戦に先発。勝ち負けはつかなかったものの、今季最長の8イニングを投げ、5安打無失点と好投。球数も今季最多の102球。4戦連続でのクオリティースタート(6イニング以上を自責3以下)をクリアし、防御率は2・29になった。チームは延長10回、0−1でサヨナラ負けした。 気迫の熱投も白星にはつながらなかった。0−0で迎えた8回。90球を超えて今季最長となるマウンドに上がると、田中の表情には中盤までとは違う気迫がみなぎった。2死を奪ってから2番ジョーンズを外角のスライダーで空振り三振。今季最多の102球を投げきると、力強くグラブをたたいて雄たけびを上げた。 前回登板(4月29日のレッドソックス戦)では2点のリードをもらいながらも、降板間際の7回に2失点。この日は勝負どころでの失点を防ぐべく、鬼気迫る表情で最後までオ軍打線と対峙(たいじ)した。「最後の2イニングは、前回のことも頭に入れながら投球してた。今日は打者と勝負しながら、集中力を保って投球できた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。 ただ、味方打線はオ軍投手陣から1点も奪えずに延長戦の末に敗戦。借金も今季最多タイとなる8に膨らむと、試合後の田中も「チームも負けてしまっている。流れがよくない時こそ、自分が我慢して良い投球を続けていければ」と歯切れは悪いままだった。 メジャー50試合目の節目の先発は白星で飾れず。好投を続けながらも、チームの勝利につながらないというもどかしい日々が続くが、「こういう時期もある。自分が我慢をして、いい投球を続ければ勝つ確率は上がる。高いところを維持したい」。自らの投球に対する自信を失うことはなかった。 PR情報
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