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【政治】

若者「改憲不要」が58% 18〜19歳有権者調査

 共同通信社は、夏の参院選から選挙権年齢が「十八歳以上」に引き下げられるのを踏まえ、六月末までに十八、十九歳になる人を対象に実施した世論調査の結果をまとめた。投票で政治に影響を「与えることができる」は59%で、「できない」の41%を上回った。憲法を「変えるべきでない」と答えた人は58%と半数を超えた。「変えるべきだ」は40%。参院選の投票に「必ず行く」「行くつもりだ」と回答した人は計56%だった。

 新たな有権者が政治や選挙に意義を感じ、関心を持っていることがうかがえる。今の政治に対する期待の低さや不満も目立ち、対処に戸惑う若者の姿も浮かんだ。調査は二〜三月に郵送方式で実施した。千五百人を対象とし、回収率は55・1%だった。

 二十歳以上を対象として四月末に実施した電話世論調査でも、安倍晋三首相の下での改憲について「反対派」が56%を占め、「賛成派」の33%を上回っていた。

 参院選の投票に「行かないつもりだ」「行かない」は計12%で、32%は「今はよく分からない」と答えた。選挙権年齢の引き下げは、77%が好意的に受け止めた。

 日本の政治家を信用しているかを聞いたところ、74%が「信用していない」と答え、「信用している」は25%。今の政治に「満足していない」「どちらかといえば満足していない」は計68%で、「満足している」「どちらかといえば満足している」の計31%と大差がついた。

 

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