国土交通省は28日、熊本地震の影響で通行止めとなっていた九州自動車道の植木インターチェンジ(IC)-嘉島ジャンクション(JCT)の23キロが、29日午前9時から通行可能になる見通しと発表した。九州道が全区間で通行できるようになり、被災地の復興支援の動きが活発化しそうだ。
西日本高速道路によると、土砂が崩落したのり面や路面のひび割れの応急的な補修が完了した。
ただ、益城熊本空港IC-嘉島JCT(4・3キロ)の大部分は上り、下り各1車線となり、最大40キロに速度規制される。このほか、植木-熊本ICは80キロ、熊本-益城熊本空港も50キロに規制される。
九州の高速道路では湯布院IC-日出JCTの17キロのみが不通区間となっており、大分方面に向かう際は国道210号へ迂回[うかい]する必要がある。国土交通省は「大型連休明けの復旧を見込んでいる」としている。(高宗亮輔)
「くまにちコム」に掲載の記事、写真等の無断転載は禁じます。著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun