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尚弥“胸囲”の急成長 初防衛からわずか4カ月で3・7センチ増
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 王者・井上尚弥VS同級1位ダビド・カルモナ (5月8日 有明コロシアム)
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カルモナ(右)が見つめる中、予備検診を受ける井上
Photo By スポニチ |
ダブル世界戦の予備検診が都内で行われ、出場4選手とも異常なしと診断された。2度目の防衛戦に挑むWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)は身長で1センチ、リーチで5センチ、挑戦者のダビド・カルモナ(25=メキシコ)を上回ったほか、胸囲が昨年末の初防衛戦から4カ月で3・7センチ増の91センチを計測。パワーアップした肉体で「自然体KO」を目指す。
検診データを見た大橋秀行会長が頼もしそうに声を上げた。「胸囲が前回より増してパワーアップしている」。初防衛戦前の昨年12月26日の検診では井上尚の胸囲は87・3センチ。約4カ月で3・7センチ増え、90センチ台に突入した。WBC世界ライトフライ級王座を獲得した14年4月は83・0センチ。2年間で8センチ増だが、短期間でここまで増えたのは初めて。バンタム級のような体形の挑戦者カルモナの93・0センチには及ばないが、自身よりも身長が3・5センチ高いWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)の90・0センチを上回った。
井上尚にとっても数値は予想外だったようで、「練習の成果でパワーアップしたと思う。サンドバッグを叩いても力強いパンチが打てるようになった」と顔をほころばせた。2月に熱海で走り込むなど、今回重点を置いてきたのはむしろ下半身の強化。上半身を鍛える特別なトレーニングはしておらず、ジムワークで自然と成長したという。スパーリングでパートナーを次々とダウンさせ、大橋会長が「フェザー級以上」とうなるパンチ力は、上・下半身ともにバランス良く鍛えられた肉体に支えられている。
だが、今回の試合で重視しているのはパワーよりも技術だ。テクニシャンのカルモナが得意とするのはジャブ。井上尚も「勝負は左。リードを制した方が自分の距離をイチ早くつかめる」とジャブの差し合いがポイントと見ている。
相手の強みをつぶし、プレッシャーをかけて追い込めば、パワーで仕留める場面は自然と訪れるはず。「うまさと強さ、どっちもアピールしたい。あえてKOを狙わず自然体のボクシングをして、結果的にKO決着になればいい」。検診では挑戦者と初めて対面。印象を聞かれた王者のコメントは「非常に調子良さそうなので楽しみ」だった。
▼カルモナ 調子は凄く良く減量も問題ない。メキシコを出る時から体重は合わせてきた。井上の印象に特別なものはない。ノーマルな印象だ。
[ 2016年5月6日 05:30 ]
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