蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【スポーツ】[陸上]ノーマークの中大・19歳竹田勝った 男子100mでサニブラウン抑えV2016年5月6日 紙面から
◇水戸招待陸上の水戸招待は5日、水戸市のケーズデンキスタジアム水戸で行われ、男子100メートルでは中大2年の竹田一平(19)が10秒27の自己新記録で優勝、昨年の世界ユース2冠のサニブラウン・ハキーム(17)=東京・城西高=は10秒38で3位だった。 ノーマークの大学生が自身も驚く快走で大幅自己新、そして大物食いをやってのけた。竹田は「ハキームが後半追い上げてきて焦ったが、何とか勝利できてよかった。記録が出てびっくり。国内トップレベルの選手に勝ててうれしい」と、戸惑いの入り交じった笑みでレースを振り返った。 快走の予兆は予選からあった。向かい風2・1メートルの逆風を突いて10秒29の好記録をたたき出した。無風なら10秒0台にも匹敵するタイム。今年3月に出した10秒46の自己ベストを大幅更新した。勢いそのままに決勝も持ち味の中盤の加速力を生かし、追い上げるサニブラウンを振り切った。 埼玉県立不動岡高では2年まで三段跳びの選手。3年で全国高校総体100メートルに出場したが予選落ちだった。「理由が分からず、ただタイムを出していた」という反省から、この冬は「今までで一番考えて練習した」という成果を実らせた。 リオデジャネイロ五輪については「状況をつかめていないのでびっくりしているとしか…」とおぼろげだが、東京五輪は「きょうでやっと背中が見えた」と視界に入ってきた。次は桐生(東洋大)らとの直接対決が控える関東学生対校選手権でその真価を発揮する。 (川村庸介) PR情報
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