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【サッカー】

レアル、マンC破り決勝進出 ミラノで因縁アトレチコと激突

2016年5月6日 紙面から

前半、Rマドリード・ベールのシュートが相手に当たり決勝点となる瞬間。マンチェスター・シティーGKハート(手前)=マドリードで(ロイター・共同)

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◇欧州CL準決勝第2戦 レアル・マドリード1−0マンチェスター・シティー

 【ロンドン原田公樹】欧州チャンピオンズリーグは4日、準決勝第2戦の残り1試合を行い、レアル・マドリード(スペイン)がホームでマンチェスター・シティー(イングランド)を1−0で下し、第1戦との合計1−0で決勝へ進出した。28日にイタリア・ミラノで、一昨季のCL決勝の再現となる、宿敵アトレチコ・マドリード(スペイン)と決勝を戦う。

 本拠地ベルナベウにレアルの応援歌が大合唱で響いた。肩を落とすマンCの選手の横で、レアルの選手たちが抱き合う。史上最多14度目の欧州CL決勝進出をファンと選手がひとつになって喜んだ。決勝の相手は宿敵アトレチコ。最高の舞台が整った。

 準決勝2戦を通じて唯一のゴールは前半20分に生まれた。右サイドでカルバハルのスルーパスに飛び出したベール。右足でクロスを上げたが、これを防ごうとスライディングしたマンCのフェルナンドの左足に当たってコースが変わり、ボールはゴール左上隅に吸い込まれた。

 勝利の立役者となったベールだが「誰がゴールを決めようが、それがオウンゴールだろうが関係ない。大事なのは、再び欧州CL優勝のチャンスを得たということだ」と淡々と話した。

 2013〜14年のCL決勝では、レアルが土壇場で同点ゴールを決め、延長戦に持ち込んでベイルが決勝点を決めた。最終的に4−1でアトレチコを下し、10度目の欧州制覇を達成。最多優勝記録を更新した。しかしこの決勝以来、アトレチコと10戦して1勝4分け5敗。堅い守備を敷くアトレチコに大苦戦している。

 ジダン監督は「決勝の行方は完全に五分五分だ。重要な日になる。楽しみたい」と話しただけで、盛り上がる因縁対決を前に冷静さを貫いた。

 

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