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【プロ野球】

梶谷が生涯初の本盗 DeNA今季3度目の連勝

2016年5月6日 紙面から

DeNA−ヤクルト 1回裏1死一、三塁、打者宮崎のとき、三走梶谷が本盗を決める。捕手中村=横浜スタジアムで

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◇DeNA4−2ヤクルト

 DeNAが逃げ切り連勝。初回に梶谷が本盗を決めるなど2点を先制。3回にロペスのソロ、4回は桑原の左前打で加点した。砂田が6イニングを6安打1失点で今季初勝利。山崎康が9回をしのぎ6セーブ目。ヤクルトは初回のバッテリーミスが響いた。

 DeNAが今季3度目の連勝を足で稼いだ。初回1死一、二塁で、打者宮崎の2球目に梶谷が三盗。7球目にフルカウントとなると、石川の一塁けん制の間に本塁へ頭から滑り込む。一度はアウトと判定されたが、このイニング2度目のリプレー検証の結果、セーフに覆った。

 梶谷には「いける」と確信があった。5球目の後、石川が一塁へ緩いけん制。「ランナーがロペスだから早いけん制はないからね。ホームスチールは初めて。アマ時代もないな。狙っていたよ」と梶谷は胸を張った。

 今季から導入されたコリジョン(衝突)ルールのため、一塁から送球を受けた捕手のタッチが遅れがちになることも頭に入っていた。自身生涯初の本盗で貴重な2点目をもぎ取った。

 1点目は関根の速さが生きた。1死三塁で、梶谷の二ゴロで三塁から突進。山田の野選を誘い、先制点を奪う。こちらはセーフの判定がリプレー検証でも通った。

 負傷で開幕に間に合わなかった2人が復帰してすぐ先発し、持ち味のスピードでチームを勢いづかせている。ラミレス監督は「積極的にいって点を取ることを体現してくれた」。主砲の筒香を右脇腹肉離れで欠き、足に活路を見いだしていく。 (小林孝一郎)

 砂田が6イニング1失点で今季初勝利を挙げた。6安打4四球で毎回走者を背負ったが、「ランナーが出たところで抑えることを意識した」と粘った。「自分にとってもデカい1勝。きのう(4日)、姉が男の子を産んだのでウイニングボールをあげようかな」と喜んだ。

 

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