今回は簡単な話題で一つ。
ありがたいことに
「中国のオタクの人の日本語学習についてなにかありませんか」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「日本語のカタカナ外来語の変換の法則はあるのか」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


英語の単語を日本語発音にする規則みたいなもんてある?
日本語のカタカナ、外来語がめんどくさくてめんどくさくて死にそうだ。

規則性についてはあまり無かったような。
あえて言えば母音を強調するのと、子音が連続することが無いくらいじゃないか?

英語以外に、フランス語、ドイツ語、イタリア語とかもあるんだよな。
自分もカタカナになったものは読めるが、元のアルファベット表記の単語を見てもそこから同カタカナに変換するかは分からんわ。

規則みたいのはあるよね。
ただ伸ばすのか、子音をどう当てはめるのかで悩むかな。

あれって、わりと本気で翻訳した人間の気分次第なんじゃないか?

大まかな法則のようなものはあるように思うが、絶対的ではないようだし……

それに関しては自分も混乱して、その後あきらめた。
たくさん単語を覚える、積み重ねで対応するしかない。

俺、実はカタカナ英語の使い方に関してだけはいまだに自信が無い……

めんどくさいのはウチの国で既に外来語枠になっている言葉だな。「因特網」(インターネット)みたいに。そうなると何が何だか。

人名もそういうの多いね。
しかも外国の人名だと中国語にする場合はかなり無理な音訳になるから、一度原語表記に戻って、そこから対応する日本語を探す方が楽。

あんまり心配しないで良いぞ。
日本語を勉強して一定のレベルまで行くと、英語で何て言うのかがあやふやになって来るから!

俺くらいのレベルになると、英語の単語見ても日本語読みしちゃうぜ……英語のテストがわりとマズイことに……

外来語のカタカナ化には、時代による違いがある。
比較的早い時期に入った単語と、現代になってから入った単語では音の翻訳の傾向が違ったはず。

そうだね。比較的新しい外来語は、ァやィといった小文字の母音と組み合わせて表記する傾向があるかな。
例えば「チーム」は昔から使われている外来語だそうだが、これが今の時代に輸入された外来語だったらティームになっていた可能性が高いんじゃないだろうか。

英語に関しては昔アメリカの関係者だか、アメリカ行った日本人が広めて、その後明治維新で新語が大量に生み出されて、発音も混乱して今の謎の日本式英語になったとかじゃなかったっけ?

日本語って随時外来語を輸入しているから、日本語発音になるという明確な規則以外は、その時その時の翻訳者や日本語の習慣で異なるとか言う話を聞いた覚えがある。
結局、日本人も変換の規則についてはハッキリしないそうだ!

日本人のネイティブな語感での判断になる部分があるから難しいよ。
私は口頭なら問題無いが、文書上では日本語で曖昧な記憶のカタカナ外来語は避けるようにしている。

もし使わないといけない場合は、英語そのままの表記や発音にしてしまうという手がある。大体これで日本人はなんとなく流してくれる!!カタカナで間違った表記、発音にして笑われるよりはマシ。

確かにその手は交流する上では使える。だがそのやり方だと怪しげなキャラになってしまうぞ。ウチの国で普通の会話の中に英単語を混ぜて話すヤツは微妙な目で見られるが、それと同じようなキャラを演じることになるぞ。

こういう英語のカタカナ語、ビジネス文書だとどんどん増えているんだよな……しかも、ウチの国でもその手の用語で固有の中国語があったりするからもう何が何だか。

そう言えば、日本語を勉強している時に日本語の文章内の英語をどう読めばいいのか、元の英語の発音にするべきか、日本語のカタカナ表記に従って読むかで迷ったっけなあ。

日本語の文書内だったら、外来語はカタカナ表記に従って発音するのが正しいだろうね。
英語と似ている発音でも、英語そのものではない。単に似ているだけだから。

あったあった。
私は伸ばす音をどうするのかで苦戦した。カタカナ表記だけだと、日本人がカタカナを読むときの発音の長さ、音の伸ばし方が分からない。

上のレスにもあるけど、分からなかったらもう英語そのままで押し通すのがいいね。日本語訳にこだわろうとする人も多いけど。

でも、英語で発音した場合、発音が英語として正し過ぎると相手の日本人が理解できない可能性がある。てか私はそれにぶつかった。
相手はカタカナの外来語は日本語として認識しているし、そのカタカナ表記になった単語が元の発音からかなり離れたものになっているケースも多い。

英語のカタカナ表記もめんどくさいが、英語由来の外来語だと思って悩んでいたら実はドイツ語からの単語だったりする時とかもキツイ。

そうなんだよな。
カタカナ表記の外来語で、英語じゃないのがホントにヤヤコシイ。

結局、一番良いのは丸暗記なんじゃないかな……



とまぁ、こんな感じで。
カタカナ外来語に関して悩む人は少なくないようです。

私の知り合いの中国オタクの人(ビジネスレベルの日本語能力)からも、
「口頭で喋る分にはまだいいが、文書で日本語を書く場合はカタカナ外来語は本当にめんどくさい」
という話を聞いたことがありますし、上手に使いこなすのを目指すとなるとかなり難しい所なのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。