【5月6日 AFP】ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)で先月29日、豪雨に見舞われて6階建ての住宅ビルが崩壊した事故で、発生から6日後となった5日、がれきの下から4人の生存者が救出された。

 救助隊はまず女性1人を発見。酸素を送りながら救出作業を行った。女性は厚いコンクリート板とねじれた金属が絡まり合ったものの間から引っ張り出された。

 倒壊したビルから、毛布にくるまれ担架に乗せられた女性が運び出されてくると、現場に集まっていた人々は歓声を上げ、叫ぶように祈りの言葉を唱えた。女性は待機していた救急車に担ぎ込まれた。

 国家災害対策センターの職員によると、女性は発見された際に意識があり、話すこともできたという。

 同日にはこの女性に続き、さらに女性2人と男性1人も崩壊した建物のがれきの下から救出された。

 当局はこれまでに確認された死者数を33人と発表しているが、まだ少なくとも80人の安否が不明で、救助隊は現在、近くを流れる汚れた川でも行方不明者の捜索を行っている。

 ケニアではナイロビをはじめとする都市部で不動産の開発ブームがあり、規制に十分な注意が払われないまま多くのビルが短期間に建てられた。ここ数年の間に、複数の建物が崩壊している。5日にはナイロビの当局者らが、違法または危険と判定した建物の取り壊しを命じた。(c)AFP/Tristan MCCONNELL and Raphael AMBASU