数年前からカレンダーでスケジュールを公開しています。当時スケジュールを公開している人はいませんでした(知りませんでした)。スケジュール公開しはじめたのは東京と大分の2拠点で活動しているので所在をはっきりさせたいという所もありましたが、うまく活用すればそれ以上のメリットがあるという事に気付きました。
お仕事の都合で休みがとれない
長期の休みなどで「今日もお仕事です」や「お仕事終わりません」などの書き込みを見かけます。クライアントからのお仕事が重なってそれまでの穴埋めのために、休日を使うというのはあまり良いやり方では無いと考えます。
新規事業の開拓や整理など未来のために建設的なお仕事に時間を費やすのはアリだと思います。
あなたの都合と私の都合
「金曜日に依頼して月曜日に上げて欲しい」みたいな非常識な人はそう多くありません。そういう担当者ばかりであれば根本的にお付き合いする相手を見直す事も必要です。
ただ、こちらの都合がわからない状態であれば、最短の制作スケジュールで考えたいというのは良くあります。「2週間ぐらいで仕上げてもらえますか?」のように通常であれば可能でも、いくつか案件が同時進行している時はきついような状況は良くありますよね。
なんとなく出来るような気がして引き受けてみたら地獄絵図のはじまりだったなんてのは経験浅めのフリーランスにはありがちです。
調整できないのは見えないから
こちらのスケジュールが見えないから、相手側もなるべく短い時間でのスケジュールを望んできます。そのためにはスケジュールを公開する事をオススメします。
Googleカレンダーを利用しているので、仕事のスケジュール公開用カレンダーを別で作ってWebサイトに埋めこんでいます。やり方はGoogleのヘルプページを参照ください。
カレンダー公開のススメ
カレンダーは四六時中予定の全てを公開する必要はありません。
午前中は予定が入ってるとか、この日は作業日にあててるとかがわかれば結構です。
この週は予定が詰まってそうとかそういうレベルで認識できるだけでもアポ入れたり制作の依頼を行う事がスムーズになります。
カレンダー公開のメリット
「仕事が終わらず予定してたイベントに行けなかった」みたいな悲しい事は避けたいものです。予定したイベントなどの時間を取りやすくなるのが最大のメリットです。
カレンダー公開でスケジュールを把握しやすくなる
あらかじめ予定をしている事を明示しておけば、そこに仕事を入れ込んでくる人はそういません。今週はちょっと余裕ないなと思えば「新規のお仕事は難しい状況です」と書いておけば良いです。
欲張って全てのお仕事を請けて出来なかった場合はそれこそ迷惑をかけてしまいますし。忙しい時はお断りするぐらいでちょうど良いのではないかと思います。
無理矢理お仕事をねじ込んでくる方も稀にいますが、そういう人とはお付き合い自体を考え直したほうが良いです。そういう人は無理しているので長期的に見ると、心か体のどちらかを壊して業界から消えていきます。
追われる日ばかりにしない事
フリーランスに限らずwebは勉強の時間が必要です。作業ばかりに追われ同じ事を繰り返すほど、前向きに学んでいる人との差は開いてしまいます。
少しでも学習時間が取れるようにする事もプロとして大事だと考えます。
丸一日とか数日間しっかり休むのも大事です。年齢が若くても長期的な疲労の蓄積は解消できないので。
休みたい時にしっかり休むのも仕事をするうえで大切です。疲れ切った状態でプロジェクトに取り組んでも良いパフォーマンスは発揮できません。
自分の中でも、クライアントに対しても「休みを明確にしてしっかり取る」というのは必要な事だと考えます。
休息を取れないような人が仕事出来るとは思えません。未来に対しての投資のためにお仕事をするのであれば良いと思います。
まとめ
スケジュールを公開してても打ち合わせのために時間を取る必要があるなんて事は普通にあります。必要な時はスケジュールも変更していますが、全く公開していない時から比べるとはるかにお仕事がやりやすくなっています。私個人にはとても向いているやり方でした。
とは言っても人それぞれなところもあるので、いろんな方法を試してみるのも良いと思います。誰かがやってるからやるとかではなく、常に少し変えてみたらどうだろう?という姿勢が大切なのかなと思います。
終わり。