【シリコンバレー=小川義也】米マイクロソフトは5日、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」以降の利用者を対象にした「10」への無料アップグレードサービスを予定通り7月29日で終了すると発表した。7月30日以降は119ドル(約1万2800円)かかる。
「10」を導入した端末数が世界で3億台を突破したことも明らかにした。米調査会社ネット・アプリケーションズによると、4月の世界のパソコンOS市場に占める「10」のシェアは15.3%で、「8.1」(9.9%)と「8」(3.2%)の合計を上回った。ただし、ほぼ2台に1台が依然として「7」を利用している。
マイクロソフトは3年以内に「10」を搭載した端末数を10億台に増やす目標を掲げている。無料アップグレード終了後も現在の普及ペースを維持できるかが注目される。