サービスをリリースする際、特に小さなチームだと、「いかにお金をかけずにプロモーションするか」で悩むこともあると思います。 この記事ではいくつかの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
前提条件
紹介する施策については、以下の条件を満たすものとします。
- お金をかけずにできること
- 誰でもできること
- 一定の効果が見込めること
事前準備
まずはじめに断っておかなければならないのは、プロモーションを行なうタイミング自体はリリース直後ですが、それ以前からの日々の準備が必要です。 具体的には、以下を行なう必要があります。
- Twitterアカウントを運用し、フォロワーを獲得しておく
- Facebookページを運用し、いいね!を獲得しておく
- ブログを運用し、読者を獲得しておく
Twitterとブログに関しては、サービス公式のものだけでなく、個人のものも運用した方がよいです。 こうすることで、開発者視点でのプロモーションが可能になります。 もちろん、すでに運用済みであれば、それを利用します。
いきなりハードルが高いと思うかもしれませんが、別に数百〜数千ものフォロワーが必要という訳ではありません。 自分のサービスのターゲットユーザのフォロワーが10人でもいれば、彼らに対してプロモーションすることで、より多くの人にリーチすることができます。
サービス制作に着手したタイミングで各アカウントを開設し、頻繁に更新するなどしてフォロワーを獲得しておきましょう。
※それぞれの運用論については別途記事として書く予定です
プロモーション施策
それでは、具体的なプロモーション施策を紹介します。 リリースするタイミングで、一斉に以下を行ないます。
- Twitterでリリース情報をツイートする
- Facebookページにリリース情報を投稿する
- ブログにリリース情報を投稿する
- 記事をTwitter/Facebookページでシェアする
- クローズドβテストのユーザに連絡する
- 行なっていた場合のみ
- 「つくってみた」記事を個人ブログに投稿する
- 個人/公式のTwitter/Facebookページでシェアする
- 例:SlideckっていうWebサービスをつくった
- サービス内でのユーザの投稿に対してアクションをとる
- サービス内でいいね!する
- Twitter/Facebookページで投稿を紹介する
- サービス名でエゴサーチし、アクションをとる
- RT/リプライをする
特に「つくってみた」記事は多くの人にシェアされる傾向があります。 サービス制作の知見をまとめるという意味でも、力を入れて記事を書きましょう。
また、複数人でサービスを制作した場合、それぞれの個人アカウントでも積極的にシェアした方が、より大きな効果が期待できます。
リリースするタイミング
紹介したプロモーション施策は、すべてソーシャルメディアでの拡散を想定したものです。 そのため、ソーシャルメディアの利用が活発な時間帯を狙ってリリースします。
曜日・時間帯としては、平日の10:00がおすすめです。
おすすめしない方法
個人的におすすめしない方法を以下に示します。 参考程度にご覧ください。
- メールアドレスを収集し、リリースのタイミングでメールを送る
- 個人情報を気軽に収集するのはリスクがある
- 収集できる数はたかが知れており、コストパフォーマンスが低い
- 宣伝掲示板サービスに投稿する
- スパムや、実用性から大きく離れたサービスが多い
- 投稿しても無意味ではないが、効果は低い
- ティザーサイトをつくる
- つくっても、見てもらえなければ意味がない
- リリース前の時点で見てもらえるだけの十分な拡散力があれば、つくる価値はある
- Facebook/Twitter広告でいいね!/フォロワーを獲得する
- 広告によって獲得できるユーザの多くは企業アカウントのような営業目的のもので、コストパフォーマンスはかなり悪い
誰でもできない方法
前提条件として「お金をかけずにできること」「誰でもできること」としましたが、もし可能であれば以下の方法も積極的に行ないましょう。 大きな効果が見込めます。
- 有料のプレスリリースサービスを利用する
- 知人のライターをとおしてメディアに記事を書いてもらう
- 有名ブロガーに記事を書いてもらう
- 広告を出す
おわりに
リリース直後のプロモーション施策は、あくまで初動の確保に過ぎません。 最初の認知を獲得したら、その後はサービスにもっとも重要な「運用」に力を入れましょう。