人気小説・〈物語〉シリーズで知られる西尾維新さんが手がける〈戯言〉シリーズがアニメ化されることが明かされた。
【ついにアニメ化される西尾維新「戯言」シリーズ関連画像】
〈戯言〉シリーズは、西尾維新さんのデビュー作『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』に端を発する一連の作品群。講談社ノベルスより、2002年2月から2005年11月にかけて9冊が刊行された。
19歳の大学生にして人類最弱の異名を持つ「ぼく」を主人公に、孤島で出会った天才達と密室殺人事件の解決に奔走していく物語だ。西尾維新さんの本領とも言える独特な言い回しや、アクの強いキャラクター造形が、多くのファンを生んだ。
また『クビキリサイクル』は第23回メフィスト賞を受賞しているほか、「このライトノベルがすごい! 2006」で作品部門第1位を獲得。
さらに、殺人鬼集団「零崎一賊」を率いる零崎人識を主役とした〈人間〉シリーズ、「人類最強の請負人」として名を馳せる哀川潤を主人公にした〈最強〉シリーズ、その周囲の人間が哀川潤を語った「哀川潤の失敗」など、数多のスピンオフ作品も誕生。いずれも人気を博している。
5月6日(金)に発売する〈最強〉シリーズ最新作『人類最強の純愛』に先駆けて、1日からは「人類最強のカウントダウンサイト」というティザーサイトが公開されていた。
発売日の0時に向けたカウントダウンが行われ、ファンの間では「発売以外に何かの発表が行われるのでは?」と話題を呼んでいた。
一部ではソースコードに記載された「西尾維新アニメプロジェクト」といった記述から、「〈最強〉シリーズアニメ化」を指摘する声もあがっていた。
今回発表されたのは、その予想を上回る、西尾維新の原点とも言える待望の〈戯言〉シリーズアニメ化だった。
アニメの放送形態、放送時期やスタッフ、キャストなどの詳細はわかっていない。〈物語〉シリーズ劇場版『傷物語』も今夏に公開を控えており、続報が期待される。
ふじきりょうすけ
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