アジアからは2人ランクイン
アメリカの経済誌『フォーブス』が発表した「世界長者番付」で、マイクロソフトの創設者であるビル・ゲイツ氏が、資産750億ドルで3年連続の首位となった。中国経済の減速やテロ事件の多発など、世界経済が不透明感を増している中、資産10億ドル以上の億万長者は昨年から16人減って1810人、その純資産の合計も5700億ドル減の6兆4800億ドルだった。以下、順位の後のカッコ内は昨年順位。
香港最大の企業グループである長江実業グループの創設者兼会長である。2006年以降上位20位にランクインし続ける同氏だが、質素な日常生活のほか、2004年のスマトラ沖地震では300万米ドルを寄付したことなど、数々の慈善事業でも広く知られている。
ブラジル一の富豪と言われる彼のキャリアは、過去ウォーレン・バフェット氏と組んだことにより、飛躍的な成功を手にしている。ウィンブルドン出場経験のあるテニスプレーヤーで、ブラジル・チャンピオンでもあったという意外な経歴を持っている。
中国一の富豪として巨大複業企業である大連万達集団を率いる王氏は、現在国外での事業を着々と拡大するなど精力的だ。中国企業で初めて、FIFA国際サッカー連盟のオフィシャル・パートナーとして、2018年から2030年までのサッカーワールドカップ4大会を支援することを発表している。
創業者サム・ウォルトン氏の長男で、ウォルマート取締役会の会長を務める氏は、コロンビア大学ロースクールを卒業して後、父親の死亡までは法律事務所のメンバーだった。父親の死後会長となり、現在もその地位にある。
創業者の娘で、17位のロブソン・ウォルトン氏の妹である。自ら収集したコレクションの一部を美術館に寄付するなど、美術愛好家としても知られる。自動車の運転に関しては何度も問題を起こし、逮捕歴があるなど意外な一面も持っている。
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