先日、東京書籍の中学生向け英語教科書「NEW HORIZON」に登場するエレン先生がかわいいと話題になりましたが(関連記事)、エレン先生を艦これ(艦隊これくしょん)のアイオワに置き換えた同人誌「DAWN HORIZON」が登場しました。作者は友吉さん。
エレン先生についてはネットでたちまち二次創作があふれ、出版社が二次創作をしたい人は許諾申請をしてほしいと表明。また「キャラクター設定の趣旨から著しく逸脱すると見なさざるをえないケース等、許諾いたしかねる場合もあります」と異例のコメントを出す事態となりました(関連記事)。
この同人誌は規定通りに「NEW HORIZON」の版元・東京書籍と教科書著作権協会の許可をとったものですが、エレン先生の二次創作ではなく、教科書そのものの二次創作であるところが独創的。エレン先生は“アイオワ先生”になり、また生徒たちには島風や雪風がいて、ちゃんと英語の教科書になっています。例えば、こんな感じです。
《自己紹介》
アイオワ先生「My name is Iowa.」
雪風「Ms.Super Heavy Shell.」
アイオワ先生「No! I’m Iowa!」
“Super Heavy Shell”とは、アイオワの豊かな胸部装甲を称える艦これワード。“Iowa”をそう聞き違えるなんて雪風の耳はどうなっているのでしょうか。しかし、アイオワ先生も負けてはいない。
《相手の名前を確認しよう》
雪風「Call me Yukikaze,please.」
アイオワ先生「Oh,You have very cute front teeth. Are you a beaver or something?」
自己紹介をする雪風に対してアイオワ先生は「とてもかわいい前歯ね。あなたってビーバーかなにか?」と返します。さすがアイオワ先生。戦闘力はんぱない。
さらに、島風が“建造地”を質問するページでは、多くの人を萌えさせたエレン先生のバッティングポーズをアイオワ先生が再現。ボストン出身のエレン先生はレッドソックスのファンという設定でしたが、ニューヨークで建造されたアイオワ先生は当然、ヤンキースのファンです。
“教科書風”というよりは“教科書そのもの”としか言いようのないこの「DAWN HORIZON」には、英語本文のほか日本語訳、問題文、艦これワードの単語集なども付いていて、楽しみながら中学英語を学べます。かつての日本海軍の士官たちは英語が堪能だったそうですから、提督のみなさんもこの本でアイオワ先生から英語を学んでみては?
なお、「DAWN HORIZON」の購入には年齢制限がないので、ガチの中学生でも買えますよ!
Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.