旧ソビエトのジョージア ウラン密売容疑で5人拘束
旧ソビエトのジョージア、かつてのグルジアで、治安当局が、3億円余りに相当する放射性物質のウランを密売しようとした疑いで5人を拘束し、放射性物質が過激派組織IS=イスラミックステートなどの手に渡り、いわゆる「汚い爆弾」として悪用されるのではないかという懸念が広がっています。
旧ソビエトのジョージアの治安当局は28日、黒海に面する町コブレチで、放射性物質のウラン238とウラン235、合わせて1.6キロ余りを密売しようとした疑いで5人を拘束したと発表しました。
治安当局は、押収したウランは300万ドル(3億3000万円)に上るとしていますが、売却先が決まっていたのかや入手ルートについては明らかにしていません。
旧ソビエト諸国では、ソビエト崩壊後、ウランなどの放射性物質の管理がずさんになったと指摘され、ジョージアでは先週も、およそ220億円相当のウラン238を密売しようとした疑いで、ジョージア人とアルメニア人のグループが摘発されたばかりです。
旧ソビエト諸国からは、最大で7000人がシリアに渡り、過激派組織ISに参加しているとみられているだけに、放射性物質がISなどの手に渡り、通常の爆薬で爆発させ、放射性物質をまき散らすいわゆる「汚い爆弾」として悪用されるのではないかという懸念が広がっています。
治安当局は、押収したウランは300万ドル(3億3000万円)に上るとしていますが、売却先が決まっていたのかや入手ルートについては明らかにしていません。
旧ソビエト諸国では、ソビエト崩壊後、ウランなどの放射性物質の管理がずさんになったと指摘され、ジョージアでは先週も、およそ220億円相当のウラン238を密売しようとした疑いで、ジョージア人とアルメニア人のグループが摘発されたばかりです。
旧ソビエト諸国からは、最大で7000人がシリアに渡り、過激派組織ISに参加しているとみられているだけに、放射性物質がISなどの手に渡り、通常の爆薬で爆発させ、放射性物質をまき散らすいわゆる「汚い爆弾」として悪用されるのではないかという懸念が広がっています。