トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

サロンパス杯きょう開幕 熊本地震被災の青山加は2週間ぶりに参戦

2016年5月5日 紙面から

立浪親方(前列左から3人目)おかみさんの美紗子さん(同2人目)らと記念撮影する青山加織(中央)と原江里菜(同右)。前列右端は熊本県出身の力真=茨城県つくばみらい市の立浪部屋で(武藤健一撮影)

写真

 女子ゴルフの国内メジャー第1戦「ワールド・サロンパス・カップ」(賞金総額1億2000万円、優勝2400万円)が5日から4日間、茨城県つくばみらい市の茨城GC東C(6605ヤード・パー72)で開催される。

 世界ランク3位の飛ばし屋、レキシー・トンプソン(米国)が参戦、予選ラウンドはリオ五輪2人目の枠を宮里美香(26)=NTTぷらら=と争う大山志保(38)=大和ハウス工業、渡辺彩香(22)=大東建託=と同組でプレーする。不動裕理(39)とテレサ・ルー(台湾)は今大会に勝てば、史上初のグランドスラム(国内メジャー4大会全制覇)達成となる。

 熊本地震を熊本市内の自宅マンションで経験。トーナメントを2週欠場して地元で救援物資運搬のボランティア活動をしていた青山加織(30)=コンフェックス=がサロンパス杯から戦列復帰する。プロアマ戦が行われた4日、原江里菜(28)=NEC=と一緒に支援物資を送ってくれた大会会場近くの立浪部屋を表敬訪問。立浪親方(47)=元小結旭豊、おかみさんらに囲まれ、復帰戦での健闘を誓った。

 「体調は万全です。26日から練習を再開して、最初はクラブが鉛みたいに感じましたけど、以降は毎日物資運搬の後、500球打ってましたから」と青山。師匠・岡本綾子からは「ストレッチだけは忘れないで」と毎日のようにメールが届き、励行した。「(ボランティア活動の)物資運搬自体が筋トレみたいなものでしたから(笑)」と表情は明るい。

 立浪親方とは知人の紹介で5年来のお付き合い。例年この大会の週には原とともにちゃんこ料理をごちそうになっている。親方は「地震の後すぐに連絡。必要なものを聞いて、わずかですが送ったんです。手伝いに行くこともできない状況だったから」と、缶詰めやおむつ、紙皿、虫よけなどを送ったという。

 青山は「遠くからも思っていてくださるということがすごくうれしかった」と感謝、5日からの大会へ「調整不足といえばそうですが、ゴルフの頭をゆっくり休ませたという面もあるので、それがいい方向に作用してくれれば」。5月場所が間近に控えるが、立浪親方は「一日ぐらいは応援に行こうと思ってます」と語った。 (月橋文美)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ