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【芸能・社会】

SMAP解散絶対ない ジャニー喜多川社長が断言

2016年5月5日 紙面から

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長がこのほど、SMAP解散騒動について初めて口を開いた。社長は「解散なんて絶対にない」と契約更新に伴う9月解散説を完全否定。白紙状態のデビュー25周年イベントについても「盛大にやるべきです。周りに遠慮するなんて意味がない」と後押しした。年明けの騒ぎから4カ月、事務所トップが見解を示したことで、ようやく真の幕引きといえそうだ。

 ジャニー社長は東京都内で、自身が演出する舞台「ジャニーズ・フューチャー・ワールド」の取材に応じた際、SMAP騒動について胸の内を語った。

 今年1月13日、ジャニーズ事務所とSMAPの一部メンバーが独立に向けて協議していることが発覚。当初、解散は不可避かとみられたが、社長は「頭からそんなこと(解散)はないと思っていた」と振り返る。

 「SMAPはわが子と一緒。彼たちが僕を信じている以上に、僕は彼たちを信じています。僕に相談なく出て行くなんて絶対にない」。いつも穏やかな社長には珍しく強い口調で、メンバーの謀反を否定した。

 1月18日のフジテレビ系「SMAP×SMAP」生出演で、草なぎ剛(41)は社長に謝罪したと明かした。これについて社長は面会の事実は認めたが、謝罪とは受け止めていない様子。メンバーには「頑張ろうよ」と声をかけたという。

 テレビ“公開謝罪”で騒動は収束したものの、SMAPのメディア露出は減った。今年はデビュー25周年なのに、コンサートもCDリリースも発表されていない。そのことがファンを不安にさせており、解散説の一因にもなっている。

 社長は「25周年は、盛大にやらなきゃダメだ。周りに遠慮して萎縮することはない。(メンバーらは)『俺たちは、いいよ』と言うと思うけど、コンサートツアーはやらなきゃいけない」と明言した。

 事務所の創設者&プロデューサーで、所属タレント全員の「親」である社長の言葉は重い。騒動に終止符を打ちたいという社長の“親心”で、ようやくSMAPの25周年イヤーが始まりそうだ。

 

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