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【大相撲】

白鵬、春場所初日に負けた宝富士を追っかけて出稽古

2016年5月5日 紙面から

稽古後に日馬富士(右)と談笑する白鵬=東京都墨田区の九重部屋で(岸本隆撮影)

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 大相撲夏場所で37回目の優勝を目指す横綱白鵬(31)=宮城野=が4日、春場所初日に敗れた宝富士を追いかけ、九重部屋へ出稽古した。

 春場所は初日の後に14連勝。全勝を逃した悔しさがあった。夏場所で同じ轍(てつ)は踏まないとばかりに、宝富士対策を取った。3日のうちに白鵬の付け人から宝富士の付け人に電話をかけさせ、4日の出稽古先がどこかを調査。宝富士を狙い撃ちする形で九重部屋へ向かった。

 11番の申し合いのうち宝富士と10番稽古をして全勝。強烈なのど輪からの一気の攻めや、土俵を割った後に壁まで吹き飛ばすなど、本場所なら駄目押しと言われそうな荒っぽい相撲も見せた。

 横綱の追っかけにあった格好の宝富士は「警戒されているということなので、うれしいです」と言いながら、「巡業中から腰を痛めていて、昨日は休みました。今日も休もうかなと思っていたけど、やるしかないので…」と引きつった笑みを浮かべた。 (岸本隆)

 

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