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【サッカー】

川崎新10番・大島 4年ぶりJ1弾も仙台とドローで暫定首位ならず

2016年5月5日 紙面から

川崎−仙台 後半、同点ゴールを決める川崎・大島(手前)=等々力で

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◇J1第1S第10節 川崎1−1仙台

 2位の川崎は仙台と1−1で引き分けた。U−23日本代表MF大島僚太(23)がJ1では2012年以来の得点を決めて追いついたが、勝ち点は21止まりで、試合がなかった首位浦和とは1差。鹿島は新潟に2−1で勝ち、同20で3位。柏は甲府を2−0で退け、5戦連続無失点での5連勝。名古屋は明大出身のルーキー、和泉竜司(22)のプロ初得点などで横浜Mに3−1で快勝。G大阪−浦和、FC東京−広島はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のため6月15日に開催される。

   ◇

 川崎の新10番を背負うMF大島が、今季初弾を豪快に決めた。1点を追う後半28分。右サイドで仙台MF梁を股抜き、ゴールライン際で中を見た。「クロスを入れようと思ったけど(味方を)見つけられなかった」。一瞬で判断を変え、右足でニアサイドの上をぶち抜いた。

 2012年9月15日以来となるJ1弾。しかし、シャイなMFに笑顔はなかった。「(新10番で)1点でも多く取りたい気持ちがあった。これを続けていきたい」。勝てば1試合少ない首位の浦和を抜き暫定1位に浮上していた。だが、J2降格圏内の仙台にドロー。手放しでは喜べなかった。

 プロ6年目。大黒柱として期待されるだけに点を決めても周囲の評価は厳しかった。風間監督が「自分が1番だと思ってやらないと。それは教えられるものではない」と言えば、MF中村も「自分から怖いと思われる選手にならないと」と辛口だった。リオ五輪に出場するU−23日本代表でも厳しい争いがある。自身も痛感しており、この日はじめに出た言葉は「悔しい」だった。 (占部哲也)

 

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