テスラ・モーターズ(ティッカーシンボル:TSLA)が第1四半期決算を発表しています。

EPS:予想-67¢、結果-57¢
売上高:予想16億ドル、結果16億ドル


売上高成長率は前年比+45.1%でした。

納車台数は14,820台で、これは当初ガイダンス16,000台より低かったです。但し今回、納車台数が低くなることはすでにプリ・アナウンスされていました。

第2四半期の生産台数は2万台を見込んでいます。これは前期比+30%です。納車台数は17,000台を見込んでいます。現在、欧州、ならびにアジアの関税で沢山の新車が通関中です。サプライチェインの問題は、ほぼ解決しました。

2016年通年では「モデルS」と「モデルX」を合計8万~9万台納車できる見通しです。「モデルS」の生産コスト削減は実現できつつあります。また「モデルX」の生産効率は改善しつつあります。

「モデルS」のノンGAAPグロスマージンは30%に近づく見込みです。「モデルX」のノンGAAPグロスマージンは年末までに25%に近づく見込みです。

「モデル3」に対する引き合いが強いので、2018年までに年間生産台数を50万台(これは三つのモデルの合計)に持って行く計画に変更しました。これは当初予定より2年、前倒しです。

ギガファクトリーにおける最初のセル生産は2016年第4四半期を見込んでいます。

設備投資に関しては当初2016年に15億ドルというガイダンスを示してきましたが、上に述べたように生産を2年前倒しにする関係で設備投資額を50%積み増します。

それは今年中に営業キャッシュフロー黒字化を達成できなくなることを意味します。

テスラ株はアフター・マーケットで+5%で推移しています。

tsla