Uターンラッシュ ピーク 新幹線掲示板間に合った
東北、上越、北陸各新幹線の全44駅の電光掲示板が表示されなくなったトラブルで、JR東日本は5日、原因となっていた表示システムの不具合が解消されたと発表した。同日始発からは通常通りに行き先や発車時刻が表示されており、ゴールデンウイークのUターンラッシュに間に合った。
同社によると、トラブルの原因は表示システムの処理能力(2日分計1600本)を上回る列車本数を入力してしまったため。システムを更新し、処理能力の上限を計1800本としたことで、トラブルは解消されたという。
JR各社によると、各新幹線の上りのピークは5日。上り列車の指定席は午前中から、ほぼ満席になっている。午後からは自由席の乗車率が100%を超える列車が相次ぐ見込み。首都圏の主要駅にはふるさとで連休を過ごした家族連れらが、続々と降り立っている。
高速道路でも、首都圏に戻る車が目立ち始めている。日本道路交通情報センターによると、午前10時半現在、中央自動車道上りの小仏トンネル付近を先頭に13キロの渋滞が発生。午後から6日未明にかけては関越、東北などの各高速道上りで、40キロを超える渋滞が見込まれている。【近松仁太郎】