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40分の1精巧模型“初航海” 製作の男性笑顔

“初航海”を終えた戦艦大和の40分の1模型。乗り込むのは製作した中島浩二さん=京都府福知山市堀の土師川でで、佐藤孝治撮影

 京都府福知山市の会社員、中島浩二さん(55)が、約10年かけて完成させた戦艦大和の40分の1動力付き模型を4日、同市堀の土師川で進水させた。大勢の見物に見守られ、全長6.5メートル、幅90センチの大型模型船は約30分間、波を切って航行し、無事に“初航海”を終えた。

     2級小型船舶操縦士の免許を持つ中島さん。2005年に映画「男たちの大和」を鑑賞して感動したのが製作のきっかけという。船体の強度や浮力の計算も独学し、「限りなく本物に近づけたい」と、広島県呉市の大和ミュージアムにも足を運んだ。

     46センチ砲3連装砲塔や甲板上の飛行艇も精巧に再現した大和の模型は、トラックのクレーンで慎重に川べりに下ろされ、中島さんが乗り込みモーターの力でゆっくりと沖合へ。川は未明までの雨で増水し、時折強い風も吹いていたが、大和の模型は救助用のボートを引き連れて旋回を繰り返した。

     航行を終え、中島さんは「駆動ベルトの強化などの課題も分かった」と、更なる改良を加える考えだ。【佐藤孝治】

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