タイトル:アイアンマン3
『アイアンマン3』(Iron Man 3)は、2013年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。
「マーベル・コミック」のアメリカン・コミックヒーロー『アイアンマン』の実写映画化作品の第3作品目。また、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズの作品としては『アベンジャーズ』に続いて第7作品目となる。
ストーリー
1999年の大晦日。スイスを訪れていたトニー・スタークは、大勢のゲストに囲まれる中、「アドバンスド・アイデア・メカニックス(A.I.M.)」の創設者である若き科学者、アルドリッチ・キリアンの熱烈な歓迎を受ける。彼に興味を持ったトニーは屋上で商談する約束を交わすが、同じく会場で知り合った植物学者のマヤ・ハンセンと、生物の遺伝子の未使用領域を活用して能力を向上させるという研究について論を交わした後に一夜を共に過ごし、キリアンとの約束を反故にしてしまう・・・。
予告編
レビューと評価
総合:★★★☆☆(3.7)
アイアンマン単体のラスト作品?1・2と自身の作り出した「アイアンマン」の改良に励み続けた結果と、そこから垣間見える彼の心の殻とはなんなのか、本当の「アイアンマン」とは何か、といったテーマで描かれたストーリーは少し大人向けで、とても面白かった。その反面、中盤は間延びした感があったため、もう少しシンプルな構成でもよかったのではと思う。
俳優:★★★★☆
トニー・スターク/アイアンマン役:ロバート・ダウニー・Jr
*1言わずと知れた鉄の男、イケメン、天才、お茶目(ここが彼の一番の持ち味!)、ヒーローと欠点といえばその自己中極まりない性格のみという男。毎度のことだけれど、ここぞというシーンでドジを踏む彼はなんとも面白いのです。セリフまわしのテンポは本当にいいんだよねー。なんだろねー。
今作は、その傲慢さとドジさがもろに仇となって追い込まれてしまいます。強気の性格の裏の心の弱さが、今作品の1つのテーマになっていますね。
ペッパー・ポッツ役:グウィネス・パルトロー
今作でもおなじみ、愛しのポッツさんが大活躍です。特に今回は、彼女も凶悪犯にさらわれてしまいますが、最後にはなす術なかったスタークを一発逆転で救う大活躍を演じます。かっこいいー。
あと、今回もドン・チードルさん光ってましたねー!なんだかもう、彼がいないとアイアンマンはアイアンマンじゃないというか、余計感もすごいけど、必須感もすごいのが彼ですね。
脚本:★★★☆☆
ラスト15分はとてもワクワクしてみることができましたが、テロリストを持ってきた意味がちょっと分かりかねます。こう言う娯楽映画で重要なのは「いかにリアルと関連づけるか」といった点はとても重要なのですが、いかにもむりやりパキスタンのテロリストを題材に持ってきたにもかかわらず、うまく生かしきれていませんでした。結局、トニー・スタークに恨みを持った科学者がけしかけただけなので、そのストーリーに重きをおくべきだったのでは。
今作をもってトニーは、自身の「アイアンマン」とはなにか、真正面から向き合うことになります。ここは一番の見所です。
あと、ちょっと適役がX-MENぽい設定だったのがうーん、アメコミだからいいんだけど・・・ファンタスティックフォーも似た感じだし、やっぱ超能力ネタって限界があるのかな。
演出:★★★★☆
いつもの派手なアクション、CGには大満足です。序盤、自分の住所をひけらかしたことによって、悪党のアパッチ総攻撃に会い、自分が作り出した「アイアンマン」の象徴でもある自宅が粉々に砕かれてしまいます。物理的に行き場を失った彼は、心も行き場を失っていきます。
まとめ
さぁ、これで「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズ*3は怒涛の勢いで追い込みをかけて行っています。2日で4作品、昨日の晩は「マイティ・ソー」をみましたが、やはり、期待していたものよりも若干外れてしまった感があるので、レビューには起こさないと思います。。。
次は、「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」だ!キャプアメが思いの外面白かったのでやっと追いついた。超絶楽しみです。
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以下、注釈
*1:ロバート・ダウニー・Jr.(Robert Downey, Jr.、本名:ロバート・ジョン・ダウニー・ジュニア、Robert John Downey, Jr.、1965年4月4日 - )は、アメリカ合衆国の俳優・声優・ミュージシャン・プロデューサー。身長173cm。
*2:グウィネス・ケイト・パルトロー(Gwyneth Kate Paltrow、1972年9月27日 - )は、アメリカ合衆国の女優、歌手。
日本語ではグウィネス・パルトロウ、グウィネス・パウトロウ、ギニース・パルトロー、ギニース・パウトロウとも表記されることもある。音声表記としては[GWIH-neth PAL-troe]と表示される。身長175cm。
*3:
マーベル・シネマティック・ユニバース(Marvel Cinematic Universe)は、マーベル・スタジオが製作するアメリカン・コミックヒーロー映画作品が共有する架空の世界、及び作品群である。
フェイズ1(第1シーズン)
- 『アイアンマン』(2008年公開)
- 『インクレディブル・ハルク』(2008年公開)
- 『アイアンマン2』(2010年公開)
- 『マイティ・ソー』(2011年公開)
- 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年公開)
- 『アベンジャーズ』(2012年公開)
フェイズ2(第2シーズン)[編集]
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『アイアンマン3』(2013年公開)
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『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年公開)
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『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年公開)
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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年公開)
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『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)
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『アントマン』(2015年公開)
フェイズ3(第3シーズン)[編集]
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『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年公開)
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『ドクター・ストレンジ』
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 2』
- 『スパイダーマン/ホームカミング』
- 『マイティ・ソー/ラグナロク』(予定)
- 『ブラックパンサー』(予定)
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー PART1』(予定)
- 『アントマン&ワスプ』(予定)
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー PART2』(予定)