士農工商が教科書から消えた! あの頃必死で覚えた日本史はナンだったの? 士農工商日本史歴史江戸時代 シェアする ツイートする 士農工商という言葉を覚えていますか? 「何となく習ったような…」という人もいるのではないでしょうか。 ちなみに、習うのは小学校6年生の社会科。簡単に言うと「江戸時代の身分制度のこと」という意味で教えられていました。 士=武士 農=農民 工=職人(工業に携わる人) 商=商人 この下にえた、非人などが存在し、上から順に身分が高く、下にいくに連れて身分が低くなると考えられていました。 しかし、最近、この定説を覆すこんなツイートが話題になりました。 士農工商が江戸時代の閉鎖的な身分制度の名称だと思っていた昭和〜平成初期生まれのみんなーーーーー!!!今はもう教科書に士農工商は載ってないから気をつけてねーーーーー!!!! pic.twitter.com/aEl5tV3g7m— アドセンスクリックお願いします❤︎ (@mocarain) 2016年5月1日 士農工商という身分制度は存在しなかったというのです! いつから認識が変わったのか? 実はこの士農工商が教科書から消えたのは平成13(2001)年から。もうずいぶん前から載っていなかったんですね。 当然、小学校や中学校などの義務教育でも教えられることはありません。 @mocarain @kataoka_k へえ、知らんかったわ。しかし、最近の歴史教科書は鎌倉幕府はいい国作ろう!じゃなくて1185年だとか、聖徳太子は実在しないとか、源頼朝の画像は別人ですとか、修正あり過ぎ。俺らの習った歴史って誤りばかりだったということだ。なんだったのー?— 相愛仮面 (@aiai_kamen) 2016年5月2日 士農工商ってないの!?農民が一番割を食ってたけど身分的には農民が2位ってことすることで格差によるうっぷんを解消させたってドヤ顔で教えてた社会科教師なんなの!!!?!?!!!— 蒼式(あおしき) (@Type_AO) 2016年5月2日 「あの頃、必死に覚えたことは何だったの!?」昭和~平成初期生まれで、士農工商を身分制度として習った人はそう思ってしまいますよね。 身分制度ではなく「人々」という意味? しかし、教科書に載っていないとはいえ、士農工商という言葉時代が存在しなかったという意味ありません。 江戸時代には武士、農民、職人、商人が多かったという意味、つまり「多くの人々」という意味合いで使われていたようです。 あくまでも修正されたのは「身分制度としての士農工商」というワケです。 また、「士農工商という身分制度からの解放」という意味で教えられた「四民平等」も、士農工商と同じタイミングで教科書からは消えたとのこと。 昔とは歴史に関する認識がずいぶんと変わってきているようです。この機会に、日本史を学び直してみると、また新たな発見があって面白いかもしれませんね。 出典@mocarain/@aiai_kamen/@Type_AO この記事が気に入ったら いいね!しよう grapeの最新記事をお届けします この記事を友だちにシェアしよう ツイート
士農工商という言葉を覚えていますか?
「何となく習ったような…」という人もいるのではないでしょうか。
ちなみに、習うのは小学校6年生の社会科。簡単に言うと「江戸時代の身分制度のこと」という意味で教えられていました。
この下にえた、非人などが存在し、上から順に身分が高く、下にいくに連れて身分が低くなると考えられていました。
しかし、最近、この定説を覆すこんなツイートが話題になりました。
士農工商という身分制度は存在しなかったというのです!
いつから認識が変わったのか?
実はこの士農工商が教科書から消えたのは平成13(2001)年から。もうずいぶん前から載っていなかったんですね。
当然、小学校や中学校などの義務教育でも教えられることはありません。
「あの頃、必死に覚えたことは何だったの!?」昭和~平成初期生まれで、士農工商を身分制度として習った人はそう思ってしまいますよね。
身分制度ではなく「人々」という意味?
しかし、教科書に載っていないとはいえ、士農工商という言葉時代が存在しなかったという意味ありません。
江戸時代には武士、農民、職人、商人が多かったという意味、つまり「多くの人々」という意味合いで使われていたようです。
あくまでも修正されたのは「身分制度としての士農工商」というワケです。
また、「士農工商という身分制度からの解放」という意味で教えられた「四民平等」も、士農工商と同じタイミングで教科書からは消えたとのこと。
昔とは歴史に関する認識がずいぶんと変わってきているようです。この機会に、日本史を学び直してみると、また新たな発見があって面白いかもしれませんね。