笠原元投手が違法賭博の運営に関わったということで逮捕されましたね
プロ野球界から違法賭博関連で逮捕者がでるのは珍しい事のようで、45年前の「黒い霧」事件以来らしいです
しかも追放処分とかになったのはぜんぶ巨人の投手
なにせ巨人は12球団の中で一番人気ありますからね(2番目に人気があるのは阪神、3番目に人気があるのはソフトバンクなんだそうです)
せっかく巨人でプレーしてるのになんでそんなアホな事をするのかファンもびっくりしたのではないでしょうか
巨人戦のチケットを買ったら、その金がまわりまわって暴力団の資金源になってた! なんてことだったらシャレにならないですよホント
スポーツ選手とギャンブル
バドミントンもそうだけど、スポーツ選手はギャンブル好きな人が多いらしい。馬鹿ボンキャラで人気の長嶋一茂によると
野球選手は気質的に宵越しの銭は持たないようなところがある。賭け事好きな人はすごく多くて、賭け事で勝ったから『ツイてるんじゃないか』とか験を担ぐ人が多い
んだそうです
長嶋一茂、野球賭博問題を語る - 巨人・福田投手に「救いがあってほしい」 | マイナビニュース
スポーツ選手とギャンブラーというのは精神的に似たところがあるのかもしれないですね。負けず嫌いな人はたぶんギャンブルも好きなんですよ
でも、いくらギャンブルが好きでも違法賭博はマズイんじゃないの? と思うけど
--野球賭博がだめだとは思わなかったのか
「知りませんでした。暴力団との交際を禁じる研修はあったが、野球賭博がだめという研修は(現役生活の)7年間で一回もなかった」
《笠原容疑者は否定したが、巨人は新人研修など、2回にわたって野球賭博の問題についても研修を行ったとしている。笠原容疑者は忘れてしまったのかもしれないが、常識的に考えれば許されないことだ》
--賭けトランプなどの賭け事の延長だったのか
「そうですね。ロッカーでギャンブルすることは習慣づいてたから。その延長線でやってしまいました」
【元巨人・笠原容疑者インタビュー(後編)】「原前監督に謝りたい」「セ・リーグ、縦縞か赤で投げたい」(1/3ページ) - 産経ニュース
そもそも違法賭博が悪いことだと分かってなかったらしい
笠原元投手ってどんな選手だったの?
身長191センチ体重95キロ
デカイ
体重とかほとんど100キロあるじゃん。そりゃもちろん筋肉たくさんあるんだろうけどさ、考えられん世界だ
でもまあ、体重というのは身長の3乗に比例するんでね
(expt 1.1 3) => 1.3310001
1割身長が大きいと体重は3割増える計算になるんで、100キロくらいにならないとおかしいですけどね
それで、どれくらい活躍したか? だけれども、一軍でプレーした4年間通算で80試合にでて116イニング投げている
だいたい平均で一試合に1.5イニング、一試合の六分の一くらい投げている計算になる
予は野球の事はぜんぜん分かんないけど、そういう風に短いイニングを投げる役割の投手がいるというのを初めて知った(たまにロングリリーフにも対応したようだが)
そういう選手がプロ野球でどういう風に使われているか興味深いけど、一年につき20回くらい出番があるんだから、それなりに戦力になってたんだろうな、と思う
防御率は4年間通算で4.34
ちなみに防御率というのは、もし一試合を最初から最後まで投げたとしたらどれくらい失点するか? を表す数字らしい
野球というのは9イニングあるけど、3回で2失点だったら防御率6、1回投げて大炎上して5点取られたら防御率45、みたいな?
評判
いくつか現役時代の記事を紹介してみましょう
巨人笠原、緊急登板で今季初勝利 2014年6月18日
<巨人8-0オリックス>◇17日◇東京ドーム
巨人2番手の笠原将生投手(23)が、緊急登板で今季初勝利を挙げた。3回1死、杉内が危険球退場。まだキャッチボールを始めたばかりだったが、ブルペンで6球ほど投げ、マウンドへ向かった。
頭の中は「真っ白だった」が、動じなかった。前回登板した12日の日本ハム戦は、体調不良の菅野の穴を埋めるスクランブル先発。3回無死からの四球で交代を告げられた。その反省を生かし、左打者への内角攻めを徹底。140キロ台後半の直球を軸に5回までの2回2/3を2安打無失点に抑えた。
4月8日広島戦も緊急登板だった。内海の危険球退場で3回途中からマウンドに上がり5回まで2安打に抑えた。2度目でも「緊張しかなかった」と言うが、原監督は「役割としては笠原しかいなかった。左打者へのインサイドへあれだけ強い球があれば、いろんな球が生きてくる」と評価した。
巨人笠原、緊急登板で今季初勝利 - プロ野球ニュース : nikkansports.com
グリエルとの“一戦”で評価アップ!笠原がGの用心棒だ 2014年10月01日
クライマックスシリーズ(CS)に向け準備を進める巨人が30日、ジャイアンツ球場で全体練習を行った。広島か、阪神か、最終決戦の相手はまだ見えてこないが、原監督は余裕の表情。シーズン残り5試合を戦うGナインにもリラックスムードが漂っている。そんな中、チーム内ではポストシーズンの救世主候補が急浮上。6年目右腕・笠原将生(23)の評価がうなぎ上りだ。
この日のGナインは原監督が見守る中、ジャイアンツ球場で全体練習。投手、野手それぞれが約2時間、汗を流した。CSファイナルに向け、チームはリラックスムード。選手たちの顔には笑みが浮かぶなど、余裕の調整日となった。
そんなチーム内で、ポストシーズンの救世主候補として笠原の名前が挙がっている。
きっかけは28日のDeNA戦(横浜)で起こった“一触即発騒動”だ。3―3の同点で迎えた延長10回裏、二死満塁と一打サヨナラのピンチ。この場面で、グリエルを146キロ直球で三飛に打ち取った笠原は雄たけびを上げた。これにグリエルが反応し、両軍ベンチからナインが飛び出す騒動に。右腕は「興奮状態だったので、あんまり覚えていないんです。目が合ったことだけは覚えていますが…」と振り返ったが、鬼の形相でキューバの至宝にガンを飛ばす笠原の姿は、近年の巨人の若手投手にはない“闘魂”を感じさせた。 もともと、チームメートから「いざという時に頼りになる」「おとこ気がある」と“用心棒”のような存在として評価されてきた男。闘志を表に出すスタイルは短期決戦向きの性格だ。
今季の笠原はビハインド時のリリーフのほか、先発投手にトラブルがあったときのロングリリーフや先発も務めている。昨季のように救援陣が万全の態勢ではない巨人にとってまさに貴重な存在。速球派で気迫満点の投球を見せる投手は原監督お気に入りのタイプということもあり、ここにきてポストシーズンの「勝利の方程式」の一角として急浮上している。
笠原は「両軍がああやって出てしまった状態に申し訳ないと思います」と反省を口にしているが、落ち込むことはない。その相手に食って掛かるほど度胸満点の投球こそ、一発勝負に挑むチームに必要だ。日本一奪回を目指す戦いの中で“Gの用心棒”の投球から目が離せない。
笠原将生投手・191センチ、日本一の誓い 2014年12月26日(金)
15年の1月9日で24歳になる。プロとして経験も積み、15年シーズンはさらなる飛躍の年とできるのか。笠原将生は「1年間、一軍でいられる選手になりたい」と安定感ある投球を求める。福岡工大城東高から入団し、大型右腕は着実に成長してきた。12年にプロ初登板を果たし、初勝利も挙げた。13年は主に中継ぎを務め、30試合に登板し、4勝を挙げる活躍を見せた。14年は何度か一軍と二軍を行き来しながらも、26試合に登板。後半は真っすぐの回転数に意識を置き、スピンの効いた直球でぐいぐい押していき、打者を牛耳っていった。9月以降は5試合に登板し、8回1/3で1点しか許さなかった。それでも、本人は「良い、悪いの波がすごくあり、去年より(登板)試合数も少ないし、防御率も悪い」と反省の言葉を並べた。
190センチを超える長身から投げ下ろす直球が最大の魅力だが、後半の好調の要因にはカーブの精度アップも挙げた。同僚の江柄子に投げ方などを聞き、手応えをつかんでいった。緩急をつけることで投球の幅が大きく広がった。
「シーズン後半からカーブを使っていて、自信もついてきた。来年(15年)はカーブで勝負したい」と言うほどになっていた。秋のキャンプでは日々、70球ほど投げ込むなど精力的にこなしていった。春のキャンプでは1日100球をめどにブルペンに入り、レベルアップを誓っている。「(キャンプで)今までよりも多く、平均的に球数を多く投げたい」と意欲的に語った。
先発、中継ぎと、どんな働き場でも、目指す目標は一つだ。「日本一に貢献することが、自分の目標」と笠原は力強かった。
笠原将生投手・191センチ、日本一の誓い | 週刊ベースボールONLINE
って感じで、スポーツマスコミの書くことだから少しは差し引いて読むべきなんだろうけど、1軍と2軍を行ったり来たりしながらもそれなりに活躍してる様子がうかがえる。ただ、去年から肩を故障していてかなりひどい状態らしい
まとめ
プロ野球選手ってどれくらい活躍すれば成功なんだろ
いろいろ記録をみてみたけど、長期間にわたって大活躍をするレベルまでいくことができる人というのはそうそういないというか
一軍と二軍を行ったり来たりしている人だってもちろん、普通の人には想像できないレベルの技術を持っているわけですが、一軍に定着している人のレベルが高すぎるんですよね
ネットとかでは、プロ野球選手の3割くらいは1軍に上がる事なく引退に追い込まれる! という話もありますよね
あと、最初は活躍してたけれども不調から抜け出せなくなったり、プロになってすぐに大きなケガをして、治療をしても故障から回復しなかったり
そういう事を考えると、笠原元投手の実績というのはそんなに悪いものではないようにも思えます
大活躍ではないんだろうけど、それなりに活躍してそれなりに期待され、一軍にいるときに優勝できた
違法賭博は関心しませんが、それなりに華のある野球人生だったんではないでしょうか
おわり!