山陽道3人死亡 逮捕の運転手「ぼーっとしていた」

山陽道3人死亡 逮捕の運転手「ぼーっとしていた」
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3日に山口県下松市の山陽自動車道で車7台が衝突し、親子3人が死亡、6人が重軽傷を負った事故で、警察は、死亡した親子が乗っていた車に追突した広島市のトラック運転手を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。逮捕前の事情聴取に対し「ぼーっとして運転していた」と話していたということで、警察が詳しい状況を調べています。
3日の夜、山口県下松市の山陽自動車道の下り線でトラックや乗用車など7台が衝突し、乗用車に乗っていた▽山口市阿知須の中井麻美さん(37)と中学2年の秀悟さん(13)、それに小学4年の麻穏さん(9)の親子3人が死亡したほか、36歳の夫や3歳の息子など合わせて6人が重軽傷を負いました。
警察は、渋滞の列の最後尾に止まっていた中井さんの車にトラックが追突したあと玉突き事故が起きたとみて捜査を進めた結果、4日夜、広島市安佐南区のトラック運転手、行廣惠子容疑者(54)を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、行廣容疑者は当時、広島から福岡にパンを運ぶ途中で、調べに対し容疑を認めているということです。また、逮捕前の事情聴取に対し「ぼーっとして運転していた」と話していたということで、警察が詳しい状況を調べています。