生活習慣十戒
ゴールデンウィークで一息つけたので生活習慣十戒のようなものを考えていた。4月のはじめにやろうとしていたのだけど、そんな気分にならないまま終わってしまった。「十戒」といっても禁欲主義的な話ではなく、むしろ欲望を発散するためのものだ。
- もともとやるべきでなかったことを効率よくやることほど、非効率なことはない(ピーター・ドラッカー)
- 未来の自分がうまくやってくれることを期待しない
- 新しいコンテンツに目移りする前に現在所有しているコンテンツを消費する
- 所有や年間の一括支払いよりも月額課金を選んでタイムリーに解約する
- 優待株を長期保有していく
- 休日には自炊をし、自宅で酒を呑まない
- 1日1時間以上は歩く
- 与えてもらうよりも、与えることを喜ぶ
- 月に2回程度は他者と会う機会を作る
- 特定の異性に好意を持つ
おおまかにいえば「しなくて良いことは諦める」「キャッシュフローを改善する」「健康に気を使う」「他者との関わりを持つ」といったことになる。結局のところで、仕事・お金・健康・関係性ぐらいにしか興味が無いのだろう。
ストック化よりもキャッシュフローの改善へ
自分のなかではっきりとしたのはコンテンツの「所有」に拘るのはやめようということだ。既に読み切れない本や見きれないDVDがあるのに、どんどん電子書籍を買っていたし、月額課金の映像配信サービスを利用している現状がある。電子書籍に月数万円近く使っているし、セールに踊らされれればもっとかかるのだけど、未来の自分が手に入れた本を読む可能性はそこまで高くない。
「30過ぎたら利息で暮らせ」と言うと「利息だけで暮らせ」と取られる可能性もあるが、実際には利息分を使ってさらに成果を上げたり(複利)、別の元金を殖やしたり(再投資)、遊んだり、休んだりするために使われる。投下資本に対する成果が高まるということはコストパフォーマンスがよくなるということであり、自身にとって必要なコストを少なくするためにも利用できる。
いくら死蔵在庫(デッドストック)を増やしても「利息」を生み出すことはできないのだから、それらに拘るよりも少しでもフロー収益の改善に向かう資産を所有したい。ブログの広告収入もフロー収入源のひとつとみなせるだろうし、健康であることも医療費を減らして結果としてフロー収益を改善する。
その一方で虚無に囚われたり、客観性をなくさないようにするためにも他者との関わりが必要だ。絶対に守るというよりも、なにかの選択をするなら指針に従うといった程度のことなのだけど、意識をすることで変わっていくこともあるのだろう。
会社のお金はどこへ消えた?―“キャッシュバランス・フロー”でお金を呼び込む59の鉄則
- 作者: 児玉尚彦
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: 単行本
- 購入: 17人 クリック: 124回
- この商品を含むブログ (10件) を見る