麻生大臣 アジアのインフラ整備支える考え
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麻生副総理兼財務大臣は、ADB=アジア開発銀行の年次総会で演説し、日本としてアジアのインフラ整備を積極的に支えていく考えを示しました。
麻生副総理兼財務大臣は、日本時間の4日夕方、ドイツ・フランクフルトで行われているADB=アジア開発銀行の年次総会で演説し、このなかで、アジアの持続的な成長に向けて「インフラの質の向上とそのための投資を促進することが重要だ」と指摘しました。
そのうえで「信託基金を通じ日本から5年間で最大15億ドルを投融資する。インフラ投資への民間資金の動員にADBとともに取り組む」と述べ、日本としてアジアのインフラ整備を積極的に支えていく考えを示しました。
アジア開発銀行の試算では、ダムや発電所などのアジア域内のインフラ需要は年間8000億ドル(日本円で85兆円)にものぼります。
膨大な需要にこたえるため、日本が2020年までの5年間で総額1100億ドルをインフラ資金として供給する目標を掲げる一方で、中国が主導するAIIB=アジアインフラ投資銀行が国際的な開発金融機関としての活動を本格化させていて、アジアのインフラ整備を巡って主導権争いが始まっています。
また、麻生副総理は日本時間の4日、中国の楼継偉財政相と会談しました。このなかで麻生副総理は、中国が進める鉄鋼や石炭の過剰な生産能力を解消するなどの構造改革について「評価する」との考えを伝えたということです。
そのうえで「信託基金を通じ日本から5年間で最大15億ドルを投融資する。インフラ投資への民間資金の動員にADBとともに取り組む」と述べ、日本としてアジアのインフラ整備を積極的に支えていく考えを示しました。
アジア開発銀行の試算では、ダムや発電所などのアジア域内のインフラ需要は年間8000億ドル(日本円で85兆円)にものぼります。
膨大な需要にこたえるため、日本が2020年までの5年間で総額1100億ドルをインフラ資金として供給する目標を掲げる一方で、中国が主導するAIIB=アジアインフラ投資銀行が国際的な開発金融機関としての活動を本格化させていて、アジアのインフラ整備を巡って主導権争いが始まっています。
また、麻生副総理は日本時間の4日、中国の楼継偉財政相と会談しました。このなかで麻生副総理は、中国が進める鉄鋼や石炭の過剰な生産能力を解消するなどの構造改革について「評価する」との考えを伝えたということです。