常磐道 大型バスと車が正面衝突 母親死亡 娘が重体

常磐道 大型バスと車が正面衝突 母親死亡 娘が重体
k10010509241_201605050054_201605050056.mp4
4日午後9時前、福島県大熊町の常磐自動車道で、高速バスと乗用車が正面衝突し、警察によりますと、乗用車に乗っていた33歳の母親が死亡、6歳の娘が意識不明の重体だということです。バスに乗っていた41人全員が病院に運ばれたということで、警察が詳しい状況を調べています。
4日午後9時前、福島県大熊町の常磐自動車道で、東京から福島県内に向かっていた高速バスと乗用車が正面衝突しました。
警察によりますと、この事故で、乗用車を運転していた33歳の女性が全身を強く打って死亡し、女性の6歳の娘が意識不明の重体だということです。また高速バスに乗っていた乗客と運転手の合わせて41人全員が病院に運ばれましたが、詳しいけがの程度は分かっていないということです。
バスを運行している福島県の会社によりますと、バスは4日午後4時すぎに東京の池袋を出発し福島県相馬市に向かっていたということです。
東日本高速道路によりますと、現場は片側1車線で、中央分離帯にポールが立っているところで、警察によりますと、東京電力福島第一原子力発電所の事故による帰還困難区域だということです。
警察によりますと、乗用車は上り線を、高速バスは下り線をそれぞれ走っていて、衝突は下り線側で起きたということで、詳しい状況を調べています。
この事故の影響で、常磐自動車道は、上り線が南相馬インターチェンジと常磐富岡インターチェンジの間で、下り線が浪江インターチェンジと常磐富岡インターチェンジの間でいずれも通行止めになっています。