常総市長、避難指示なしで謝罪

「決壊想定していなかった」

2015/9/13 12:22

 関東・東北水害で、大規模な被害が出た茨城県常総市が鬼怒川の堤防の決壊前、沿岸の一部地区に「避難指示」や「避難勧告」などの情報を出していなかった問題で、高杉徹市長は13日に記者会見し、情報を出さなかったことを認めた上で「大変申し訳なかった」と謝罪した。

 高杉市長は「決壊は想定していなかった。越水の想定だったため、住民から連絡があった地域にしか連絡しなかった」などと説明した。

 堤防は10日午後0時50分ごろに決壊。市は、上三坂地区など6地区約350世帯の住民には決壊後の午後2時55分になってから避難指示を出していた。